四季折々の花(in泉の森) > ちょとした用語解説


秋の七草
ハギ、オバナ(ススキ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ
一日花(いちにちばな)
開花した花の寿命が一日しかない花。咲いた花はその日のうちにしぼんで咲き終わる。
一年草(いちねんそう)
発芽から、生長、開花、結実、枯死までが1年以内で年を越さない草本のこと。一年生植物、一年生草本ともいう。アサガオ、ヒマワリなど。 年を越すものは越年草、越年生植物、越年生草本という。
羽状複葉(うじょうふくよう)
小さな葉が何枚か集まって1枚の葉になっていて(複葉で)、鳥の羽のような形に分かれている葉。
液果(えきか)
3層からなる果皮のうち、中果皮または内果皮が多肉質で水分が多く軟らかい果実。
越年草(えつねんそう)
発芽から、生長、開花、結実、枯死までが1年以内で年を越す草本(冬型一年草)のこと。越年生植物、越年生草本ともいう。アブラナ、ヒメジョオン、ハハコグサなど。
雄株(おかぶ)
雄花(おばな)をつける植物。
雄蕊(おしべ)
花の雄性の生殖器官。花粉を入れる袋状の葯(やく)と葯を支える花糸(かし)からなる。葯の中に花粉を形成する。
雄花(おばな)
単性花(たんせいか)で、雄蕊(おしべ)だけしかない花。

塊茎(かいけい)
地下茎の先に養分をたくわえてふくらんだもの。
外来生物
海外から入ってきた生物で、人間の移動や物流が盛んになり始めた明治時代以降に入ってきた生物のこと。外来生物法では、特定外来生物、要注意外来生物などが定義されている。 渡り鳥、海流にのって移動してくる魚や植物の種などは、自然の力で移動するので、外来生物には当たらない。
花冠(かかん)
花弁(かべん)のあつまり。
萼(がく)
花びらの外側の部分、花びらの付け根にある緑色の小さな葉のようなもの。
花茎(かけい)
花を支える茎(くき)。
花糸(かし)
雄蕊(おしべ)の先にあり、花粉が入っている葯(やく)をささえる部分。
花床(かしょう)
花柄(かへい)の先端で、萼(がく)、花びら(花冠、花弁)、雄しべ、雌しべのなどをつける部分。いくつもの小花をつける場合は花床、1つの花をつける場合は花托(かたく)という。
花序(かじょ)
花のつき方(並び方)のこと。茎の先端に単独で花をつけるもの、集団でつけるものがある。
総状花序(そうじょうかじょ) キンミズヒキ、オカトラノオ、フジ、ヒメヤブランなど
穂状花序(すいじょうかじょ) ドクダミ、オオバコ、ワレモコウ、イノコズチなど
尾状花序(びじょうかじょ) ヤナギ、クリ、ハンノキなど
肉穂花序(にくすいかじょ) ミズバショウ、ウラシマソウ、ザゼンソウなど
散房状花序(さんぼうじょうかじょ) シモツケ、ヤブデマリ、スズナなど
散形状花序(さんけいじょうかじょ) サクラソウ、ヒガンバナ、ヤツデなど
頭状花序(とうじょうかじょ) キク、タンポポ、ヒマワリまど
花穂(かすい)
穂のような形で咲く花のこと。ススキ、エノコログサ、ケイトウなどの花に見られる
花托(かたく)
花柄(かへい)の先端で、萼(がく)、花びら(花冠、花弁)、雄しべ、雌しべのなどをつける部分。1つの花をつける場合は花托(かたく)、いくつもの小花をつける場合は花床(かしょう)という。
花柱(かちゅう)
雌蕊(めしべ)の一部、雌蕊の先端部にあたる柱頭(ちゅうとう)と子房(しぼう)をつなぐ細長い部分。
花被片(かひへん)
雄蕊(おしべ)や雌蕊(メシベ)を保護する萼片および花弁をあわせて花被片という。大きく色鮮やかに目立つことで昆虫等を誘引する。 外側に並ぶ花被は外花被片(がいかひへん)、内側に並ぶ花被は内花被片(ないかひへん)という。
花粉(かふん)
雄蘂(おしべ)から出る粉状の細胞。花粉が雌蕊(めしべ)の先端(柱頭)につくことにより受粉が行われる。
花柄(かへい)
花をつける専用の茎。
花弁(かべん)
花びらのこと。
冠毛(かんもう)
果実や種子の先についている羽毛状の毛。風にのって散布する上で役立つ。
帰化植物(きかしょくぶつ)
人為的に国外から持ち込まれた植物のうち野外で生育するようになった植物。
気孔(きこう)
葉の表皮にある小さな穴(開口部)のこと。主に光合成、呼吸および蒸散のために外部と気体の交換を行う機能がある。
気根(きこん)
茎の途中から出て地上に伸びている根。
球茎(きゅうけい)
養分をたくわえ肥大した地下茎。
球根(きゅうこん)
宿根草のうち、根、茎、葉の一部に養分がたまってふくらんだ貯蔵器官のこと。鱗茎(りんけい)、球茎(きゅうけい)、塊茎(かいけい)、根茎(こんけい)、塊根(かいこん)の総称で、狭義には鱗茎をさす。
距(きょ)
1花びらの一部が袋状に突出した部分。
鋸歯(きょし)
葉の縁が鋸状になっているさま。
茎(くき)
葉や花をささえる部分。内部には根から吸収した水分や栄養分を運んだり、葉で光合成されたものを運ぶ維管束(いかんそく)をもつ。地下茎、蔓(つる)、トゲになるものもある。草本に対して使われ、木本の木質化した茎は幹と呼ばれる。
草(くさ)
植物で、地上部が柔軟で、木質の部分が発達しないもの。
紅葉(こうよう)
一般的に、落葉広葉樹が落葉の前に葉の色が変わる現象を紅葉という。 狭義には、赤色に変わる紅葉(こうよう)、黄色に変わる黄葉(こうよう)、褐色に変わる褐葉(かつよう)がある。
明け方の最低気温が6~7℃位になると紅葉が始まり、日当たりがよく、気温の寒暖差が大きく、適度の湿気があると紅葉がきれいに進む。
常緑樹でも紅葉するが、時期がそろわないので目立たない。草や低木も紅葉し「草紅葉(くさもみじ)」と呼ばれている。

紅葉(こうよう)
日照時間が少なくなるとクロロフィル(葉緑素)が分解し回収され、同時に葉の付け根に離層(水分を通しにくい組織)ができ、葉に蓄えられていた糖分から赤色の色素(アントシアン)が生成され赤くなる。 紅葉するのはイロハモミジ、オオモミジ、トウカエデ、ナナカマド、ウルシ、ハゼ、ニシキギ、ナツヅタなど。
黄葉(こうよう)
日照時間が少なくなるとクロロフィル(葉緑素)が分解し回収されるため、もともと葉に蓄えられていた黄色の色素(カロチノイド)が目立つようになり黄色になる。 黄葉するのはイチョウ、カツラ、ムクロジ、ミズキ、イタヤカエデ、ダケカンバ、ヤマブキなど。
褐葉(かつよう)
日照時間が少なくなるとクロロフィル(葉緑素)が分解し回収されるため、もともと葉に蓄えられていた褐色の色素(タンニン性の物質)が目立つようになり褐色になる。 褐葉するのはブナ、ミズナラ、ケヤキ、クヌギ、コナラ、トチノキ、メタセコイヤなど。

モミジ(紅葉)もカエデ(楓)も分類上はカエデ科カエデ属の同じ植物で、葉の切れこみが深いカエデは***モミジ、浅いカエデは***カエデと呼ばれている。
互生(ごせい)
葉のつき方のことで、葉が茎の各節(ふし)に1枚ずつ方向をたがえてつくこと。
根茎(こんけい)
地下茎の一つ。横にはって伸びる。
根出葉(こんしゅつよう)
根元のところから出ているように見える葉。根生葉(こんせいよう)ともいう。越年草、多年草にみられ、ロゼット状になるものが多く、茎につく葉とは形がちがうことがある。
根生葉(こんせいよう)
1根出葉(こんしゅつよう)と同義。

在来種(ざいらいしゅ)
日本に古くから生育していた種(しゅ)。外来種や帰化植物に対して用いる。
三出複葉(さんしゅつふくよう)
小さな葉が3枚集まって1枚の葉になっている複葉。
自家受粉(じかじゅふん)
雄しべの花粉が同じ花の雌しべとの間で受粉すること。 あるいは、雄しべの花粉が同じ株の雌しべとの間で受粉すること。
自生(じせい)
植物が、栽培によらないで、その地域に自然に生育すること。
子房(しぼう)
雌蕊(めしべ)の花柱(かちゅう)の下にあるふくれた部分で中に胚珠(はいしゅ)がある。受粉した後は果実になる。
雌雄異花(しゆういか)
花に雌蕊(めしべ)だけがある雌花(めばな)と雄蘂(おしべ)だけがある雄花(おばな)とがあること。 あるいは、雌花(めばな)と雄花(おばな)を同じ株に咲かせる植物。
雌雄異株(しゆういしゅ)
雌蕊(めしべ)だけがある雌花(めばな)と雄蘂(おしべ)だけがある雄花(おばな)が異なる株に咲く植物。
雌雄同株(しゆうどうしゅ)
雌蕊(めしべ)だけがある雌花(めばな)と雄蘂(おしべ)だけがある雄花(おばな)が同じ株に咲く植物。
集合花(しゅうごうか)
多くの花が密集した花序(かじょ)で、それぞれが実り、全体として一つの果実のように見えるもの。または一つの花に多くのめしべをもち、それらが実って一つの果実のように見えるもの。
種子植物(しゅししょくぶつ)
種子で増える植物。被子植物(ひししょくぶつ)と裸子植物(らししょくぶつ)に大別される。
宿根草(しゅっこんそう)
2年以上枯死しない多年草で、地上部が枯れ地下部だけが越冬し、翌年そこから発芽、生長、開花、結実する草本のこと。宿根性草本、宿根性植物ともいう。アヤメ、ヒガンバナ、ハナショウブ、ヘビイチゴなど。
掌状複葉(しょうじょうふくよう)
小さな葉が何枚か集まって1枚の葉になっていて(複葉で)、掌(てのひら)のように分かれており葉。
水媒花(すいばいか)
水の動きによって花粉の受粉が行われる花。
スプリング・エフェメラル(spring ephemeral)
春先、林床でいっせいに花を咲かせる早春植物の総称。「春の妖精」と言われている。セツブンソウ、フクジュソウ、カタクリ、イチリンソウ、ニリンソウ、ジロボウエンゴサクなど。
ephemeralは「はかない」との意、spring ephemeralの直訳は「春先のはかない命」。
生態系被害防止外来種
生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種、植物ではハルジオン、キクイモ、キショウブ、ワルナスビ、セイタカアワダチソウなど200種が指定されている(2015年現在)。リストの作成をもって、これまでの「要注意外来生物」は廃止された。→生態系被害防止外来種リスト(環境省)参照
舌状花(ぜつじょうか)
舌状花冠をもつ花。花びらの基部は細い筒状であるが、その先は幅広い広がりのあるもの。タンポポの花は全部が舌状花。舌状花一つひとつに雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)がある。
総苞(そうほう)
蕾(つぼみ)を包んでいた葉を苞(ほう)、花の下部の苞を総苞(そうほう)。個々の総苞は総苞片(そうほうへん)という。
草本(そうほん)
草の性質をもつ植物の総称。地上の茎はあまり発達せず(木化せず)、1年から数年で枯れる植物。木本(もくほん)に対する語。

対生(たいせい)
葉のつき方のことで、葉が各節(ふし)に2枚向かい合ってつくこと。
他家受粉(たかじゅふん)
他の個体の花粉による受粉のこと。
托葉(たくよう)
茎(くき)についている葉の基部にあるもの。葉状、突起状、トゲ状になっているなど様々。
多年草(たねんそう)
地上部は枯れても地下部(茎の一部、地下茎、根など)が2年以上枯死せず、毎年茎や葉を伸ばす草本。ニリンソウ、ウラシマソウ、シバザクラ、エビネ、カタクリなど。
単性花(たんせいか)
一つの花に雌蕊(めしべ)か雄蕊(おしべ)かの一方しかない花。雌蕊(めしべ)だけの花は雌花(めばな)、雄蕊(おしべ)だけの花を雄花(おばな)という。
単性花(たんせいか)
一つの花に雌蕊(めしべ)か雄蕊(おしべ)かの一方しかない花。雌蕊(めしべ)だけの花は雌花(めばな)、雄蕊(おしべ)だけの花を雄花(おばな)という。
単葉(たんよう)
茎(くき)の節(ふし)につく葉が1枚のもの。
地下茎(ちかけい)
地下にある茎(くき)。
柱頭(ちゅうとう)
雌蕊(めしべ)の先端部分、花粉を受け取るための器官。粘着性がある。
中性花(ちゅうせいか)
雌蕊(めしべ)と雄蕊(おしべ)ともに退化し種子を作ることができない花。アジサイの装飾花、ヒマワリの舌状花など。ほとんどの花は、雌蕊(めしべ)と雄蕊(おしべ)がある両性花(りょうせいか)。
虫媒花(ちゅうばいか)
昆虫のなかだちで受粉が行われる花。美しい花、蜜を分泌する花、強いにおいをはなつ花が多い。
蔓草(つるくさ)
茎が蔓(つる)になる草の総称。
筒状花(つつじょうか)
頭花をつくる小花の花冠(かかん)が筒状になっているもの。ヒマワリの頭花は中央が筒状花、まわりは舌状花(ぜつじょうか)。アザミの頭花はすべて筒状花。筒状花一つひとつに雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)がある。 管状花(かんじょうか)ともいう。
頭花(とうか)
茎(くき)の先にたくさんの小花がついて一つの花のように見える花。周囲は総苞(そうほう)に包まれる。キク科で普通に見られる。 頭状花、頭状花序(かじょ)ともいう。
特定外来生物
人の命や体、生態系、農林水産業などに被害を与える恐れがある生物。外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)に基づき環境省によって指定されたもの。飼育、栽培、保管及び運搬などが原則禁止されている。植物ではアレチウリ、オオキンケイギク、オオハンゴンソウなど16種が指定されている(2020年現在)。→特定外来生物一覧(環境省)

肉穂花序(にくすいかじょ)
花のつく茎や枝が肥り、多肉になった花軸に、花が穂のように密につく状態(花の並び方)のこと。サトイモ科の植物(ミズバショウ、ウラシマソウ、ザゼンソウなど)に見られる。  

 
葉(は)
茎(くき)のまわりの節(ふし)ごとに規則的につくもの。細胞は葉緑体をもち、生物の生命の源ともいえる光合成を営むとともに、呼吸、蒸散の働きも行っている。、葉身(ようしん)、葉柄(ようへい)、托葉(たくよう)からなっている。
胚珠(はいしゅ)
子房(しぼう)の中にあり、受粉した後は種になる。
花(はな)
種子を作る器官。雄蕊(おしべ)、雌蕊(めしべ)、花びら、顎(がく)からできている。    
花の形
花の形のこと。合弁花(ごうべんか)と離弁花(りべんか)に大別される。
合弁花(花弁が合着している花)
漏斗形(ろうとけい)=ヒルガオ、サツキなど
鐘形(しょうけい)=ツリガネニンジン、ホタルブクロなど
壺形(つぼがた)=ドウダンツツジ、アセビなど
高杯形(こうはいけい)=サクラソウ、ウグイスカグラなど
唇形(しんけい)=カキドオシ、ヒメオドリコソウ、トキワハゼなど
離弁花(花弁が完全に分離している花)
蝶形(ちょうけい)=カラスノエンドウ、ハギなど
十字形(じゅうじけい)=アブラナ、セイヨウカラシナなど
車形(くるまがた)=ワルナスビ、キュウリグサなど
花の色
春は黄色の花で始まる..... 春先に咲く花の色は黄色が多い。 自然界の花の色の割合は、白:32%、黄:30%、青~紫:23%、赤~橙:10%、その他:5% 
花びら
花粉媒介をしてもらうため目立つようさまざまな色がついている。雌蕊(めしべ)や雄蕊(めしべ)を保護する役割をもっている。 花弁ともいう。
春の七草(はるのななくさ)
セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)..... ( )内は現在の名前
被子植物(ひししょくぶつ)
胚珠(はいしゅ)が子房(しぼう)につつまれている植物(アブラナ、エンドウ、サクラ、カキなど)。
風媒花(ふうばいか)
風という媒体で花粉を運んでもらう花。
複葉(ふくよう)
小さな葉が何枚か集まって1枚の葉になっている葉。
仏炎苞(ぶつえんほう)
花序(かじょ)を包むラッパ状の総苞(そうほう)。仏炎(ぶつえん)とは仏像の後背にあるほのお状のもの。ミズバショウやザゼンソウなどのサトイモ科植物にみられる。
苞(ほう)
花や花序(かじょ)の下部にあって、つぼみを包んでいた葉のこと。 苞葉(ほうよう)ともいう。
胞子(ほうし)
シダやコケに見られる生殖細胞の一つ。胞子のうでつくられ、散布されて発芽する。
苞葉(ほうよう)
花や花序(かじょ)の下部にあって、つぼみを包んでいた葉のこと。 苞(ほう)ともいう。    

蜜腺(みつせん)
蜜を分泌する腺。多くは花の中にあるが、桜のように葉の部分にあることもある。
零余子(むかご)
茎や葉のつけ根にできた芽が養分をたくわえてふくらんだもの。落ちて新しい株になる。 珠芽(しゅが)ともいう。
木本(もくほん)
樹木のこと。木部の発達が著しく、その細胞壁が木化して強固になり、地上茎が多年にわたって生存しつづける植物。高木と低木とに分けられる。
雌株(めかぶ)
雌花(めばな)をつける植物。
雌蕊(めしべ)
花の中心にある雌性の生殖器官。一つの花に1個~複数ある。基部から先端にむかって子房(しぼう)、花柱(かちゅう)、柱頭(ちゅうとう)に分けられる。
雌花(めばな)
単性花(たんせいか)で、雌蕊(めしべ)だけしかない花。    

 
葯(やく)
雄蕊(おしべ)の先にある花粉が入っている袋状のもの。
葉腋(ようえき)
葉が茎と接している部分。葉の付け根の内側、この部分の茎側から芽がでる。葉腋から出る芽は、腋芽(えきが)ともいわれている。
葉身(ようしん)
葉の本体。呼吸と光合成を主な仕事とし、光を受けやすいように平らになっている場合が多い。養分や水分の通り道である葉脈が沢山走っている。
葉序(ようじょ)
葉が茎の各節(ふし)につく配列のこと。輪生(りんせい)、互生(ごせい)、対生(たいせい)などがある。
要注意外来生物
生態系に悪影響を及ぼしうるので適切な取扱いが求められるものとして環境省によって指定されていたが、2015年に「生態系被害防止外来種リスト」が作成され廃止された。
葉柄(ようへい)
茎と葉をつなく柄(え)の部分。葉に養分を送る輸送路であるとともに、葉を適当な位置に支える役目をしている。葉柄が無いものもある。
葉脈(ようみゃく)
葉に見られる筋、養分や水分の通り道。茎(くき)とつながっている葉柄(ようへい)から始まり枝分かれしながら葉の先端部に達している。葉の中心を通る主脈と両側に枝分かれする側脈がある。側脈には並行脈と網状脈がある。
翼(よく)
植物の茎や葉柄などにある薄くて平たい葉のようなもの。