現存天守で唯一の山城

臥牛山（がぎゅうざん）の峰の一つである小松山（標高430m）の山頂にあり、現存天守12城の中では唯一の山城。現存天守12城の中の天守としては最も小さいが、最も標高の高いところに建っている。日本三大山城の一つ。

岩盤に築かれた城壁

写真は大手門跡の右手にそびえる城壁、自然の岩盤を利用して城壁が築かれている。

現存する土塀

四角い矢狭間（やざま）と丸い鉄砲狭間（てっぽうざま）を備えた三の平櫓東土塀（さんのひらやぐらひがしどべい）、その一部が現存し国の重要文化財に指定されている。

現存する二重櫓

天守の北側にある二重櫓（にじゅうやぐら）、自然の岩盤の上に石垣を築き建てられている。国の重要文化財に指定されている。

再建された本丸南御門

再建された本丸南御門、左の再建された六の平櫓と右手前の再建された五の平櫓の間に再建されている。

天守台の石垣

自然の岩盤の上に自然石をそのまま積み上げられた天守台の石垣。

岩盤の上に建つ天守

天守は、自然の岩盤の上に天守台石垣を築き建てられている。天守の西側に付櫓（つけやぐら）が附属する複合式天守（付櫓は現在は出入り口になっている）。

天守は複合望楼型天守

天守は二層二階、複合式望楼型天守で、腰板張り、縦格子の連子窓（れんじまど）が多用されている。一重目屋根には、西側に千鳥破風、北側と東側に入母屋破風、南側に向唐破風（むこうからはふ）が付けられている。