
東照宮・石鳥居
石鳥居(いしとりい)、正門にあたる一の鳥居で、福岡で切り出した15個の花崗岩で組み立てられている。元和4年(1618年)、黒田長政によって奉納された。石と石の継ぎ目には地震などで倒壊しないよう心棒が入っている。江戸時代に造営された鳥居としては最大規模(高さ9.2m、柱間6.7m、柱の直径3.6m)で、国の重要文化財に指定されている。

東照宮・神輿舎
寛永12年(1635)に建てられた神輿舎(しんようしゃ)、陽明門を入った左側にあり、右側にある神楽殿と対になっている。神輿舎には徳川家康、豊臣秀吉、源頼朝を祭った3基の神輿(もこし)が納められている。いずれも重さは1,120kg、春季例大祭の行事の一つとして行われる百物揃千人行列(ひゃくものぞろえせんにんぎょうれつ)で御旅所(おたびしょ)まで渡御する。国の重要文化財に指定されている。

東照宮・眠り猫
東回廊の坂下門に彫られた眠り猫(ねむりねこ)、左甚五郎(ひだりじんごろう)の作と伝えられている。この眠り猫の彫刻の裏側には「雀(すずめ)の彫刻」が据えられていて、「猫が居眠りしていれば雀と共に共存していける」という平和の願いが込められているとも伝えられている。

東照宮・奥社宝塔
家康公が眠る奥社、坂下門から 207段の石段を登ったところにある。銅鳥居、拝殿、銅神庫、鋳抜門(いぬきもん)が並び、その先に徳川家康が永眠しているとされている銅製の奥社宝塔がある。奥社宝塔は国の重要文化財に指定されている。

輪王寺・表門
比叡山、東比叡山とともに天台宗三本山の一つに数えられている日光山輪王寺、奈良時代の天平神護2年(766年)、日光を開山した勝山上人が男体山に神をまつり、神橋のそばに四本龍寺を建立したのが始まりとされている。写真は輪王寺の表門、皇族を門主とする門跡寺を示す黒門。

大猷院・二天門
入母屋造りの八脚楼門、後水尾天皇の筆による 「大猷院」の扁額が掲げられている。日光山内で最も大きな門で、正面左右に、持国天、広目天の二天を安置していることから二天門と呼ばれている。この奥に夜叉門(牡丹門)、拝殿、本殿(金閣殿)が立ち並んでいる。国の重要文化財に指定されている。

大猷院・本殿
承応2年(1653年)に造営された大猷院本社、拝殿・相の間・大猷院本殿が一棟になった建物。拝殿の先は相の間となり、その奥が本殿(東照宮と同様権現造りになっている)。たくさんの金彩が使われているので金閣殿(きんかくでん)とも呼ばれている。写真は、金、黒、赤の彩色が施された本殿の外観。拝殿・相の間・本殿は国宝に指定されている。

大猷院・皇嘉門(こうかもん)
承応2年(1653年)に造営された皇嘉門(こうかもん)、中国の明朝の建築様式で極彩色の装飾は竜宮城のように見えることから「竜宮門」とも呼ばれている。本殿の右奥にあり、その先は奥の院(家光の墓所)となっていて非公開。国の重要文化財に指定されている。

中禅寺・立木観音

奥日光・湯の湖

厳冬の華厳の滝

華厳の滝