
旧小川家主屋(*)
郷土民家園に移築復元された旧小川家主屋、江戸時代中期(18世紀前半)に建てられた大和市最古の民家。上和田の久田(くでん)に現存していたものが昭和59年(1984年)に移築保存された。屋根は萱葺き(かやぶき)の寄棟(よせむね)造りです。大和市の重要文化財(有形文化財)に指定されている。

旧北島家主屋(*)
郷土民家園に移築復元された旧北島家主屋、江戸時代末期(19世紀中期)に建てられた民家。下鶴間の公所(ぐぞ)に現存していたものが昭和61年(1986年)に移築保存された。屋根は萱葺き(かやぶき)の入母屋(いりもや)造り、屋根裏は養蚕に備えて二層になっています。大和市の重要文化財(有形文化財)に指定されている。

旧小倉家住宅(*)
江戸と南足柄を結ぶ矢倉沢往還沿いの下鶴間宿に残る旧小倉家住宅。平成18年(2006年)に小倉家のあった下鶴間に復元され「大和市下鶴間ふるさと館」として一般公開されている。母屋は安政3年(1856年)の商家建築で、神奈川県内では数少ない貴重な建物。母屋と土蔵は大和市の重要文化財(有形文化財)に、敷地は大和市の重要文化財(史跡)に指定されている。

大津家長屋門(*)
桁行き11間、梁行き2間半の大津家の長屋門(ながやもん)で、屋根は寄棟造りで妻側を切り上げた鉄板葺き(建築当時は茅葺き)。通路部分は間口2間半で4尺ほど奥まったところに両開きの板扉が設けられている。建築年代は江戸時代末期と考えられている。長屋門は家格の象徴として村役人層の屋敷に設けられている。大和市の重要文化財(有形文化財)に指定されている。

関水家長屋門
桁行き10間半、梁行き2間半の関水家の長屋門(ながやもん)で、屋根は入母屋造り(建築当時は茅葺き)、通路部分は間口2間半。建築年代は江戸時代末期と考えられている。長屋門は大名や上級武士の屋敷や上層民家の門形式のひとつとして設けられていた。