三保の松原からの富士山

富士山からは45kmほどはなれている三保の松原(みほのまつばら)、松原ごしに見る富士山は多くの文学作品や絵画に描かれてきた。また、三保の松原は羽衣伝説の舞台でもあり、浜には天女が舞い降りて羽衣をかけたとされる「羽衣の松」と呼ばれる樹齢650年の松がある。


河口湖からの富士山

富士五湖(ふじごこ)の一つである河口湖からの富士山、均整のとれたすそ野の広がりを見ることができる。富士五湖の原型は約15,000年前の古富士山の噴火によってできた火山性陥没地に水が流れ込み形成された。その後の噴火で湖の数や形が変化し、9世紀には現在の姿になった。


五湖台からの富士山


三湖台からの富士山


紅葉台からの富士山


紅葉台展望台からの富士山

手前に広がる樹林帯は、青木ヶ原樹海。


三つ峠からの富士山(夜景)


宝永火口


奥庭からの富士山

山梨県側からスバルラインで 5合目まで登ると御庭や奥庭をめぐることができる。写真は奥庭から撮影した富士山、10月中旬になると森林限界で生育する低木のカラマツが紅葉する。


九合目からの富士山頂

九合目からの富士山頂、登山道には鳥居が立ち並び富士山が登拝の対象になっていたことが伺われる。八合目以上は富士山本宮浅間大社の境内地で、山頂には浅間大社奥宮がある。山頂には大内院(だいないいん)と呼ばれる噴火口があり、立ち入りが禁止された聖域になっている。


富士山山頂へ

いよいよ山頂へ、最後の鳥居が見えてきた。高山病の影響か、ファインダーを覗くと頭がクラクラし、10メートルごとに休まなくて息が切れて登れない。


山頂火口(大内院)

山頂の噴火口、すり鉢状(直径700m、深さ250m)になっていて、その斜面には万年雪が残っていた。ここを一周する「お鉢めぐり」は1時間30分ほど、写真の小高いところが剣ケ峰(標高3776m)。


山宮浅間神社

火を噴く富士山に畏敬した古代の人々が富士山を拝んだ山宮浅間神社(やまみやせんげんじんじゃ)、富士山そのものをご神体とする古い富士山祭祀の形をとどめている。本殿はなく、参道には火山弾である鉾立石が置かれ、その奥に富士山を直接拝むことができる遥拝所がある。


富士浅間神社


河口浅間神社


北口本宮富士浅間神社

北口本宮富士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)、創立は日本武尊が浅間明神を勧請したことからと伝えられている。社殿背後の鳥居は、富士山頂に向かう吉田口登山道の起点になっている。境内は国の特別名勝に、本殿、東宮本殿、西宮本殿は重要文化財に指定されている。


三保の松原からの富士山


河口湖からの富士山


五湖台からの富士山


三湖台からの富士山


紅葉台からの富士山


紅葉台展望台からの富士山


三つ峠からの富士山(夜景)


宝永火口


奥庭からの富士山


富士山山頂へ


富士山山頂


山頂火口(大内院)


山宮浅間神社


富士浅間神社


河口浅間神社


北口本宮富士浅間神社