マキエハギ(蒔絵萩)
マメ科、本州以西に分布、落葉小低木。 8~9月ごろ、花は小さく(4-5mm)、白色で一部に紫紅色を帯びる。萼片は細くて針状。葉は3出複葉、小葉は楕円形、先端に小さな棘がある。多くの県で絶滅危惧または準絶滅危惧種、神奈川県でも少ない。名前の由来は「まっすぐ伸びた細い花柄が蒔絵の手法を思わせることから」
ママコノシリヌグイ(継子の尻拭)
タデ科、全国に分布、1年草。 5~10月ごろ、花は枝先に10数個集まってつく。花被は5裂し、先端部は紅色、基部は白色。葉は互生し長三角形、茎や葉柄、葉裏に下向きの鋭い刺がある。名前の由来は「憎い継子の尻はこの草で拭くという連想から?」。茎や葉にトゲががあるのでトゲソバとも呼ばれている。
マメグンバイナズナ(豆軍配薺)
アブラナ科、北アメリカ原産、2年草。5~6月ごろ、緑白色の花をつける。名前の由来は「実を相撲で使う軍配に見立てたことから(グンバイナズナより実が小さいのでマメグンバイナズナ)」。
マヤラン(摩耶蘭)
ラン科、本州(関東地方以南)に分布、多年草。7~10月ごろ、白色の花をつける(紅紫色のまだら模様がある)。菌類から養分をもらう腐生植物、光合成の必要がないので葉はない。名前の由来は「神戸市の摩耶山で発見されたことから」。森林伐採などで減少し、レッドリストに絶滅危惧Ⅱ類として記載されている。
マルバスミレ(丸葉菫)
スミレ科、本州~九州(屋久島まで)に分布、多年草。4~5月ごろ、白色の花をつける(花は葉より上につけ、花弁に紫色の筋がある)。名前の由来は「葉に丸みがあることから」。泉の森では
ツボスミレ、
アリアケスミレ、
タチツボスミレなども見ることができる。
マルバフジバカマ(丸葉藤袴)
キク科、北アメリカ原産、多年草。9~10月ごろ、白色の花をつける。名前の由来は「葉がフジバカマのように3裂せず丸いことから」。昭和初期、神奈川県箱根で発見され、現在では各地に広がっている。
マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)
ヒルガオ科、熱帯アメリカ原産、つる性、1年草。8~10月ごろ、葉の付け根に直径2cmほどの紅色の花をつける(花冠の上部は5裂し星形に開く)。古くから観賞用に栽培され、野生化している。名前の由来は「葉が糸のように細く紅い花を咲かせるルコウソウに対し葉が丸いことから(縷=細い糸のこと)」。花色は
白色などもある。
マンジュシャゲ(曼珠沙華)
ヒガンバナ(彼岸花)の別名
めでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという仏教の経典からマンジュシャゲ→くわしくは
ヒガンバナ参照
マンネングサ(万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属の総称。日本には17種が自生している。名前の由来は「岩の隙間等の水分の少ない所でも生育でき常緑であることから」。泉の森では、茎が地を這って伸びる
ツルマンネングサ、葉の基部にムカゴ(珠芽)を付ける
コモチマンネングサなどを見ることができる。