厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、
などが評価され、1996年、文化遺産に登録された。
構成資産は次の2資産。
登録地域の面積は、構成資産 431.2ヘクタール、それを保護する緩衝地帯は構成資産地域を除く島全域で 2,634.3ヘクタール。
厳島神社の創建は推古元年(593年)、安芸守(あきのかみ)に任ぜられた平清盛によって仁安3年(1168年) 寝殿造り様式(平安時代貴族の邸宅建築様式)を取り入れ現存の規模に造営された。その後、2度にわたる火災で建物は全て焼失、現在の社殿は仁治年間(1240年-1243年)以降に再建されたもの。
厳島神社の建造物は6棟(本社本殿・幣殿・拝殿、本社祓殿、摂社客神社本殿・幣殿・拝殿、摂社客神社祓殿、回廊東廻廊、廻廊西廻廊)が国宝に、11棟3基(大国神社本殿、豊国神社本殿、宝蔵、反橋、能舞台、大鳥居、多宝塔、五重塔など)が国の重要文化財に指定されている。
厳島神社の背後にそびえる弥山(みせん)は神体山であるため、手つかずの原始林が残っている。 鎌倉時代からは、宮島全体が神社地として保護され、当時のままの姿で保存されていて、国の特別史跡、特別名勝に指定されている。弥山北側斜面の原始林は国の天然記念物に指定されている。
社殿が海にせり出すように築かれたのは、「神をいつきまつる島」として崇められていた神聖な土地に建てるのを避けたためだと伝えられている。弥山山頂付近には弘法大師が開いたという弥山本堂(求聞持塔)、霊火堂などが建立されている。
JR山陽本線・宮島口駅(あるいは広島電鉄線・宮島口駅)下車~(徒歩)~宮島口桟橋~(宮島フェリー10分)~厳島神社
宮島フェリーはJR西日本宮島フェリーを利用すると海から大鳥居と厳島神社を眺めることができる
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