登録されたのは、ほとんどが潜伏キリシタンが隠れ住んだ集落で、そこに建立されていた教会堂は解禁後の建物との理由で含まれていせん。長崎のキリスト教関連遺産は、もともとは「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として、解禁後に潜伏キリシタン自らの手で建立した教会堂を中心にしキリスト教関連遺産の登録を目指していたものでが、ユネスコの諮問機関から「禁教の歴史的文脈に焦点を当てるべきだ」との指摘があり、教会堂を中心にした登録が見直された経緯がありました。 その結果「潜伏キリシタンにより育まれた独特な宗教的伝統」がことさら評価され、その物証としては教会堂ではなく潜伏キリシタンが隠れ住んだ集落が当てられました。
しかし、潜伏キリシタンが遺したものは集落ではなくキリスト教への信仰であって、それが解禁後に潜伏キリシタン自らの手で建立した教会堂に凝縮されているのではないでしょうか。信仰を守りぬいた証しとして建立した教会堂、地元の人々が大切にしてきた教会堂が登録されてしかるべきだと思うのですが.....。世界遺産への登録のために、イコモスの指摘に従った政府の判断は良かったのでしょうか。地元自治体や地元の人々の意向が無視されてしまった世界遺産と言わざるを得ません。


写真は2007年~2015年撮影。

該当する登録基準

  1. 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも稀有な存在)である。

関連資料

資産概要(文化庁)

関連サイト

文化遺産オンライン(文化庁)

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(長崎県世界遺産課)

おらしょ - こころの旅(長崎県世界遺産課)

ながさき旅ネット(長崎県観光連盟)

世界遺産の島 五島(長崎市五島市)

関連書籍

Amazon(通販サイト)

アクセス

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター
教会堂の見学には事前連絡が必要(大浦天主堂を除く)。

 

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