ニホンスイセン(日本水仙)
ヒガンバナ科、地中海沿岸原産、多年草。12~4月ごろ、芳香のある花をつける(花被片はクリーム色を帯びた白色、中心部の副花冠は黄色)。渡来したスイセンのうち関東地方以西~四国~九州の温暖な海岸に野生化し群生したもの。スイセンの名前の由来は「水辺で咲く姿を仙人にたとえた水仙(漢名)を音読みにした」など。
ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科、北海道~九州に分布、多年草。4~5月ごろ、白色の花を2輪(1輪や3輪のこともある)つける。花弁はなく白色の萼片が花弁のように見える。地下茎でふえるので群生する。
イチリンソウ(一輪草)はニリンソウよりやや遅く咲き、花茎の先に1輪だけ花をつける。名前の由来は「2本の花茎が伸びて2輪の花を咲かせることから」。
ニョイスミレ(如意菫)
ツボスミレ(坪菫)の別名
葉の形が仏具の如意(にょい)に似るのでニョイスミレ→くわしくは
ツボスミレ参照
ニワゼキショウ(庭石菖)
アヤメ科、北アメリカ原産、多年草。5~6月ごろ、白紫~紫色の花をつける(濃い色のすじがあり中心部は黄色)。花は1日でしぼむ。名前の由来は「葉がサトイモ科のセキショウ(石菖)に似ていて、庭などに生えることから」。
ニワトコ(庭常|接骨木)
ガマズミ科、本州~九州に分布、落葉低木。3~5月ごろ、淡黄色の小さな花をたくさん咲かせる。果実は球形、6~8月ごろ赤色に熟す。名前の由来は「庭に常に植えられていたことから」など。骨折したときの湿布薬として用いられたのでセッコツボク(接骨木)とも呼ばれている。