ツキクサ(着草|月草)
ツユクサ(露草)の別名
花弁の青い色が着きやすいのでツキクサ→くわしくは
ツユクサ参照
ツキミソウ(月見草)
マツヨイグサ、メマツヨイグサ、オオマツヨイグサなどの俗称→くわしくは
メマツヨイグサ参照
ツクシ(土筆)
スギナの胞子を付けた茎のこと、形が「筆」に似ているのでツクシ(土筆)と呼ばれている→くわしくは
スギナ参照
ツバナ(摘花菜|茅花)
チガヤ(茅)の別名→くわしくは
チガヤ参照
ツボスミレ(坪菫)
スミレ科、北海道~九州(屋久島まで)に分布、多年草。4~6月ごろ、白色の花をつける(花弁の中心部には紫褐色の文様があ)。名前の由来は「庭先(坪は庭の意)などに生えることから」。葉の形が仏具の如意(にょい)に似ていることからニョイスミレとも呼ばれている。泉の森では
タチツボスミレ、
マルバスミレ、
アリアケスミレなども見ることができる。
ツユクサ(露草)
ツユクサ科、全国に分布、1年草。6~9月ごろ、青色の花をつける(花弁は3枚で2枚は大きく、1枚は小さく白色)。名前の由来は「朝早く咲きはじめ午後にはしぼむので朝露を連想させるから」など。ボウシバナ(帽子花)とも、ツキクサ(着草、月草)とも呼ばれている。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)
キキョウ科、全国に分布、多年草、8~10月ごろ、薄紫色の釣鐘状の花を下向きにつける。名前の由来は「釣鐘状の花を咲かせ根が太くニンジンに似ていることから」。花の形からフウリンソウ(風鈴草)、ツリガネソウ(釣鐘草)とも呼ばれている。
ツリバナ(吊花)
ニシキギ科、全国に分布、山地に生育、落葉低木。5~6月ごろ、長い花柄をだして白~淡紫色の花を吊り下げるようにつける(直径7~8mm)。花弁は5枚で、雄しべと雌しべはは小さい。実は9~10月、5つに割れ濃紅色の種子が吊り下げる(直径9〜12mm)。名前の由来は「花も実も吊り下がることから」。
ツリフネソウ(釣船草)
ツリフネソウ科、本州~九州に分布、湿気の多いところに生育、1年草。8~10月ごろ、紅紫色で紫色の斑点のある花をつける。名前の由来は「花の形が船をつり下げたように見えることから」。ムラサキツリフネ(紫釣船)とも呼ばれている。泉の森ではキツリフネも見ることができる。
ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)
スイカズラ科、本州~四国~九州に分布、山野の木陰に群生する多年草。4~5月ごろ、20~40cmのびた茎の先に紅色を帯びた白色の花を咲かせる。花茎がのびきるころ頃、地上に茎を四方に出して繁殖する(ツル性ではない)。名前の由来は「つぼみの形が鹿子模様に似ているから」。
ツルニガクサ(蔓苦草)
シソ科、全国に分布、山地や湿った半日蔭に生育、多年草。7~9月ごろ、淡紅色の唇形の花を総状につける。下唇は3裂しているが中央の一片だけが大きい。雌しべと雄しべ4本は花弁の外へ長く突き出ている。名前の由来は、葉や茎をかんでも苦くないので不明。
ツルボ(蔓穂)
クサスギカズラ科、全国に分布、多年草。8~9月ごろ、淡紅紫色の花をつける。春に花を咲かせるものもある。花径にはふつう葉がつかない。名前の由来は「蔓のような花穂をつけることから」など。公家が宮中に参内する時に従者がさしかけた傘に似ているのでサンダイガサ(参内傘)とも呼ばれている。
ツルマンネングサ(蔓万年草)
ベンケイソウ科、中国東北部、朝鮮半島原産、河原や石垣に生育、つる性、多肉植物、多年草。6~7月ごろ、黄色の花をつける。花をつけない茎は地をはう。名前の由来は「つる性マンネングサの意から」。
ツワブキ(石蕗)
キク科、本州(福島県以西の太平洋側、石川県以西の日本海側)~沖縄に分布、多年草。10~12月ごろ、黄色の花をつける。総苞は筒状で総苞片は一列に並ぶ。葉を火にあぶり柔らかく揉んで、打撲、湿疹、筋肉痛などの湿布に用いられた。名前の由来は「葉に光沢があるフキ(蕗)の意味の艶蕗(つやぶき)がなまったといわれている」。