ホーム > 日本100名城 > 足利氏館

概 要

足利家の居館跡、1100年代半ば、鎌倉幕府の有力御家人で足利家の2代目の足利義兼(あしかがよしかね)による創建と考えられている。建久7年(1196年)には、境内に大日如来(だいにちにょらい)を奉納した持仏堂を建立、鑁阿寺(ばんなじ)という足利氏一門の氏寺となり現在に至っている。室町幕府の初代将軍は足利家の8代目の足利尊氏(たかうじ)である。
水堀と土塁に囲まれた方形の館跡(北辺約223m、南辺約211m、東辺約175m、西辺約206m)、四方に門が設けられている。足利氏の居館は残されていないが鎌倉時代の武士の舘の姿を伝える貴重な遺構である。


足利氏舘跡は国の史跡に指定されている。

遺構としては、水堀や土塁、門などが残されている。
他に鑁阿寺に属する建造物が現存し、鑁阿寺本堂が国宝に、鑁阿寺鐘楼、鑁阿寺経堂が国の重要文化財に指定されている。


平成18年(2006年)、日本100名城に選定された。日本100名城スタンプは鑁阿寺本堂内寺務所に置かれている。


2024年11月 5日訪問
鎌倉幕府が開かれた鎌倉市には鎌倉時代の遺構がほとんどないのに、栃木県にその時代の遺構が残されていたことには驚きました。鑁阿寺が建立されていたから、舘跡が遺されてきたのか.....。

アクセス

栃木県足利市家富町2220
JR両毛線・足利駅~徒歩10分、あるいは東武伊勢線・足利市駅~徒歩15分

参考にしたサイト

参考書籍