概 要

太田道真、道灌父子が長禄元年(1457年)に築城したのがはじまり。江戸時代になると江戸にとって重要な城であったことから、徳川家の譜代大名が代々城主になり、松平信綱によって拡張され、城下町も整備されて近世城郭となった。天守は築かれず、本丸御殿の一部が現存している。

城郭構造は平山城。城跡は埼玉県の史跡に指定されている。

天守は築かれず、城内の一番高い所にあった富士見櫓が天守の代わりをしていた。

現存建造物は、本丸御殿の一部(玄関と大広間)と本丸御殿の脇に移築された家老詰所。

再建建造物は無く、富士見櫓跡、中ノ門堀跡が残されている。

別名は、河越城、初雁城(はつかりじょう)、霧隠城(きりかくれじょう)。


明治時代に入ると、本丸御殿をはじめ多くの建物が取り壊された。明治政府の廃城令ではそれらが売却された。現在、城下町の一部が蔵造りの町並みとして国の重要伝統的建築物群保存地区に選定されている。関東七名城の一つ。

平成18年(2006年)、日本100名城に選定された。


写真は2019年1月9日撮影。

アクセス

埼玉県川越市郭町2-13-1
西武新宿線・本川越駅~バス~徒歩 または JR川越線・川越駅 or 東武東上線・川越駅~バス~徒歩

関連サイト

関連書籍