コウヤボウキ(高野箒)
キク科、本州(関東地方以西)~九州に分布、落葉低木。9~10月ごろ、白~淡紅色の花をつける(1年目の枝先に13個ほどの花を集めた筒状花を1輪つける、花弁は細長くリボン状)。名前の由来は「高野山でこの枝をたばねて箒(ほうき)の材料にしたことから」。
コゴメヤナギ(小米柳)
ユキヤナギ(雪柳)の別名
白米が集まったように見えるのでコゴメヤナギ→くわしくは
ユキヤナギ参照。
コセンダングサ(小栴檀草)
キク科、熱帯地方原産、要注意外来生物、1年草。9~11月ごろ黄色の花をつける(通常は筒状花だけ、白い舌状花があるものもある)。総苞片はへら形で短い。名前の由来は「葉の形が樹木のセンダン(栴檀)に似ていて、センダングサより小さいから」。
コチョウカ(胡蝶花)
シャガ(射干)の別名→くわしくは
シャガ参照。
コデマリ(小手毬)
バラ科、中国原産、落葉低木。4~5月ごろ、白色の花をつける(枝の先に20個ほどの花を球状につける)。名前の由来は「手毬(てまり)のように半球状につけることから」。
コナラ(小楢)
ブナ科、北海道~九州に分布、落葉高木。4~5月ごろ、黄褐色の花をつける。雌雄同株(雄花は枝から垂れ下げ、雌花は新枝の上につける)。木炭の原料になったりシイタケの原木に使われたり、秋に実るドングリは細くてやや小さい。名前の由来は「ミズナラと比較して小さいことから」など。
コバギボウシ(小葉擬宝珠)
クサスギカズラ科、本州~九州に分布、湿地に生育、多年草。7~8月ごろ、淡紫~濃紫色の花を横向きにつける。名前の由来は「つぼみが擬宝珠(ぎぼし=橋の欄干に付いている装飾品)に似ていて葉が小さいことから」。葉が大きく山野に生えるのは
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)。
コバンソウ(小判草)
イネ科、ヨーロッパ原産、1年草。5~7月ごろ、淡緑~黄褐色の花をつける(数~20個の小穂が細い糸状の柄の先に垂れ下がってつく)。名前の由来は「黄褐色に熟した小穂の形を小判や米俵に見立てたことから」。タワラムギ(俵麦)とも呼ばれている。
コブシ(辛夷|拳)
モクレン科、北海道~九州に分布、落葉高木。3~5月ごろ、純白色の花をつける。ハクモクレンに似ているが花の下に小さな葉を一枚つけるので区別できる。秋になると
桃色のこぶし状の実をつける。名前の由来は「つぼみ(あるいは実)の形が子どもの拳(こぶし)に似ていることから」。
コマツヨイグサ(小待宵草)
アカバナ科、北アメリカ原産、要注意外来生物、2年草。5~11月ごろ、黄色の花をつける(日中でも咲き、しぼむと朱色になる)。茎は地面を這う。名前の由来は「マツヨイグサの仲間で花が小さいことから」。
コメツブツメクサ(米粒詰草)
マメ科、ヨーロッパ、西アジア原産、1年草。5~7月ごろ、黄色の花をつける(5~20個ほどが球状に集まる)。名前の由来は「花や葉が小さいことから」。コゴメツメクサ(小米詰草)とか、花の色が黄色なのでキバナツメクサ(黄花詰草)とも呼ばれている。
コモチマンネングサ(子持ち万年草)
ベンケイソウ科、本州~沖縄に分布、多肉質、多年草。5~6月ごろ、黄色の花をつける。葉の基部に2~3対の葉をもつムカゴ(珠芽)を付け、ムカゴが地に落ちて繁殖する(種子はできない)。名前の由来は「葉の基部にムカゴを付けたマンネングサの意から」。
コヤブタバコ(小藪煙草)
キク科、全国に分布、2年草。7~9月ごろ、緑白色の扁平な花を下向きにつける。総苞がそり返る。茎は直立せず横に広がる。名前の由来は「ヤブタバコより葉が小さい(あるいは軟らかい)ことから(ただし花はヤブタバコより大きい)」。泉の森ではヤブタバコ、ガンクビソウ、サジガンクビソウも見ることができる。
ゴリンバナ(五輪花)
レンプクソウの別名
花が5個あつまってつくのでゴリンバナ(五輪花)→くわしくは
レンプクソウ参照。