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世界遺産関連ニュース


   
2017年7月12日 
新たに21件(文化遺産18件、自然遺産3件)が登録され、世界遺産は1073件に
ポーランドのクラクフで開催されていた第41回世界遺産委員会は、新たに21件(文化遺産18件、自然遺産3件)の登録を決定。ユネスコ世界遺産は1073件(文化遺産832件、自然遺産206件、複合遺産35件)になった。危機遺産は3件が削除されたものの、新たに2件が追加され54件になった。
2018年に開催される第42回世界遺産委員会では、日本からの推薦物件である「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の登録の可否が審議される。
2017年7月9日 
ユネスコ世界遺産委員会は9日、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産への登録を決定!
クラクフ(ポーランド)で開催されているユネスコ第41回世界遺産委員会は7月9日、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産への登録を決定した。構成資産は登録をめざしていた8資産すべてが認められ、登録名称は「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群となった。
日本の世界遺産は、昨年登録された国立西洋美術館を含め21件(文化遺産17件、自然遺産4件)になった。
2017年6月14日 
みなかみ、祖母・傾・大崩がユネスコエコパークに登録(国内からの登録は9地域)
第29回ユネスコMAB(人間と生物圏)計画国際調整理事会は14日、日本政府が推薦していたみなかみ(群馬県・新潟県)、祖母・傾・大崩(大分県・宮崎県)の生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)への登録を決定。国内からの登録は9地域になった。
2017年5月5日 
ユネスコの諮問機関(イコモス)は5日、宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産への記載が適当と勧告!
イコモスの勧告で、宗像・沖ノ島と関連遺産群は、7月2日からクラクフ(ポーランド)で開催されるユネスコ第41回世界遺産委員会で登録されることが確実になった。
ただし、沖ノ島以外の構成資産を除外して登録するよう勧告したことから、すべての構成資産が登録されるかどうかは不明。
2017年1月19日 
政府は19日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」を自然遺産に、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を文化遺産に推薦することを決定!
政府は19日、関係省庁連絡会議を開催し、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄県)を自然遺産に、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県)を文化遺産に推薦することを決定。 2017年2月1日までに正式な推薦書を提出、2018年に開催されるユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。
自然遺産の対象エリアは、4島の陸域 3万7946ヘクタール、亜熱帯照葉樹林が広がり、ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコ、アマミノクロウサギなど地域特有の希少な動植物が生息している。大陸から小さな島々が分離・結合する過程で独自の生物進化が見られ、生物多様性を保全する上で重要な地域として推薦を決めた。名称はこれまで「奄美・琉球」だったが、ユネスコから範囲をより正確に表すようにとの指摘があり、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」に変更した。
潜伏キリシタン関連遺産は、現存する日本最古の教会で国宝の「大浦天主堂」など12資産。ユネスコ諮問機関から「禁教の歴史的文脈に焦点を当てるべきだ」との指摘を受け、構成資産を絞り込み名称を変更し、再推薦した。

   
2016年11月30日 
ユネスコは30日、「山・鉾・屋台行事(やま・ほこ・やたいぎょうじ)」の無形文化遺産への登録を決定
ユネスコは30日(日本時間12月1日)、エチオピア・アディスアベバで開かれている政府間委員会で「山・鉾・屋台行事」をユネスコの無形文化遺産代表一覧表に記載することを決定。無形文化遺産には、すでに「京都祇園祭の山鉾行事」と「日立風流物」が登録されていたが、無形文化遺産の登録数が増えて同分野への追加登録が難しくなったことから、政府は「秩父祭の屋台行事と神楽」などの31件を加えて33件の祭りで構成される「山・鉾・屋台行事」として一括登録を申請していた。登録済みの2件も「山・鉾・屋台行事」に一括して登録されるため、国内の無形文化遺産の登録数は、22件だったものが21件になった。
なお、2018年には「男鹿のナマハゲ」など8つの行事を一括した「来訪神 仮面・仮装の神々」が審査される。

「山・鉾・屋台行事」として登録された無形文化遺産は次の33件。
1.八戸三社大祭の山車行事(青森県八戸市)
2.角館祭りのやま行事(秋田県仙北市)
3.士崎神明社祭りの曳山行事(秋田県秋田市)
4.花輪祭りの屋台行事(秋田県鹿角市)
5.新庄まつりの山車行事(山形県新庄市)
6.日立風流物(茨城県日立市)
7.烏山の山あげ行事(栃木島那須烏山市)
8.鹿沼今宿神社祭りの屋台行事(栃木島鹿沼市)
9.秩父祭りの屋台行事と神楽(埼玉県秩父市)
10.川越氷川祭りの山車行事(埼玉県川越市)
11.佐原の山車行事(千葉県香取市)
12.高岡御車山祭の御車山行事(富山市高岡市)
13.魚津のタテモン行事(富山県魚津市)
14.城端神明宮祭りの曳山行事(富山県南砺市)
15.青柏祭りの曳山行事(石川県七尾市)
16.高山祭の屋台行事(岐阜県高山市)
17.古川祭りの起し太鼓・屋台行事(岐阜県飛騨市)
18.大垣祭りのやま行事(岐阜県大垣市)
19.尾張島津天王祭り車楽舟行事(愛知県島津市、愛西市)
20.知立の山車文楽とからくり(愛知県知立市)
21.犬山祭りの山車行事(愛知県犬山市)
22.亀崎潮干祭りの山車行事(愛知県半田市)
23.須成祭りの車楽船行事と神葭流し(愛知県蟹江町)
24.烏出神社の鯨船行事(三重県四日市市)
25.上野天神祭のダンジリ行事(三重県伊賀市)
26.桑名石取祭りの祭車行事(三重県桑名市)
27.長浜曳山祭りの曳山行事(滋賀県長浜市)
28.京都祇園祭の山鉾行事(京都府京都市)
29.博多祇園山笠行事(福岡県福岡市)
30.戸畑祇園大山笠行事(福岡県北九州市)
31.唐津くんちの曳山行事(佐賀県唐津市)
32.八代妙見祭りの神幸行事(熊本県八代市)
33.日田祇園の曳山行事(大分県日田市)

2016年12月現在、日本の無形文化遺産は次の21件。

1.能楽(のうがく)
2.人形浄瑠璃文楽(にんぎょうじょうるりぶんらく)
3.歌舞伎(かぶき)
4.雅楽(ががく)
5.小千谷縮・越後上布(おぢやちぢみ・えちごじょうふ)=新潟県
6.甑島のトシドン(こしきじまのとしどん)=鹿児島県
7.奥能登のあえのこと(おくのとのあえのこと)=石川県
8.早池峰神楽(はやちねかぐら)=岩手県
9.秋保の田植踊(あきうのたうえおどり)=宮城県
10.チャッキラコ(ちゃっきらこ)=神奈川県
11.大日堂舞楽(だいにちどうぶがく)=秋田県
12.題木立(だいもくたて)=奈良県
13.アイヌ古式舞踊(あいぬこしきぶよう)=北海道
14.組踊(くみおどり)=沖縄県
15.結城紬(ゆうきつむぎ)=茨城県、栃木県
16.壬生の花田植(みぶのはなたうえ)=広島県
17.佐陀親王(さだしんのう)=島根県
18.那智の田楽(なちのでんがく)=和歌山県
19.和食:日本人の伝統的な食文化(にほんじんのでんとうてきなしょくぶんか)
20.和紙:日本の手漉和紙技術(にほんのてすきわしぎじゅつ)
21.山・鉾・屋台行事(やま・ほこ・やたいぎょうじ)
2016年10月24日 
ユネスコ臨時世界遺産委員会は24日、「紀伊山地の霊場と参詣道」に「女人道」などの追加登録を決定!
10月24~26日にユネスコ本部(フランス・パリ)で開催された臨時の世界遺産委員会は24日、「紀伊山地の霊場と参詣道」に、高野山の「女人道(にょにんみち)」、和歌山県田辺市の「闘鶏神社(とうけいじんじゃ)」、和歌山県串本町の「新田平見道(にったひらみみち)」などの22区間の追加登録を決定した。
追加された参詣道は40.1kmで、登録参詣道の合計は347.7kmになった。また、「高野山町石道」という資産名称は「高野参詣道」に変更された。
2016年7月25日 
文化審議会は25日、2018年に登録をめざす世界遺産候補に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を決定
文化審議会は25日、2018年に登録をめざす世界遺産候補に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を推薦することを決定。今後は、政府として正式決定し、2017年2月1日までに推薦書の正式版を提出。その後の諮問機関による現地調査、勧告を経て、2018年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。
2016年7月18日 
新たに21件(文化遺産12件、自然遺産6件、複合遺産3件)が登録され、世界遺産は1052件に
トルコのイスタンブールで開催されていた第40回世界遺産委員会は、新たに21件(文化遺産12件、自然遺産6件、複合遺産3件)の登録を決定。ユネスコ世界遺産は1052件(文化遺産814件、自然遺産203件、複合遺産35件)になった。危機遺産は1件が削除されたものの、新たに8件が追加され55件になった。
2017年に開催される第41回世界遺産委員会では、日本からの推薦物件である「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の登録の可否が審議される。
2016年7月17日 
ユネスコ世界遺産委員会は17日、国立西洋美術館の世界文化遺産への登録を決定!
ユネスコ第40回世界遺産委員会は17日、フランス政府が7か国と共同で推薦していた「ル・コルビュジエの建築作品」の世界文化遺産への登録を決定。構成資産は国立西洋美術館を含む7か国17作品で、正式名称は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」。
国境をまたいだ世界遺産(トランス・バウンダリー・サイト)としては日本では初登録、大陸をまたいだ世界遺産(トランス・コンチネンタル・サイト)としては世界で初登録となった。
2016年5月17日 
文化庁は5月17日、「国立西洋美術館(フランス政府枠推薦)」の世界文化遺産への登録が勧告された旨を発表
文化庁は5月17日、フランスが7か国と共同で推薦していた「ル・コルビュジエの建築作品(国立西洋美術館を含む)」につき、ユネスコの諮問機関イコモスが世界文化遺産への登録がふさわしい旨の勧告をしたと発表した。
登録を目指す構成資産は、日本を含む7か国17作品、推薦名称は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」。
推薦はフランス政府の推薦枠で行われ、2016年7月10日からトルコ・イスタンブールで開催される第40回世界遺産委員会で登録の可否が審議される。
2016年2月9日 
政府は9日、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界文化遺産への推薦を取り下げ、再挑戦することを決定
政府は9日の閣議で「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界文化遺産への推薦を取り下げ、再挑戦することを決定 。推薦書を早期に再提出したとしても、登録は2018年以降にずれ込むこととなった。
ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)からの中間報告で、キリスト教関連の遺産は既に多くあるため、長崎の教会群の特徴である「禁教の歴史的文脈に焦点を当てるべきだ」との指摘がなされていた。 世界遺産委員会で「不登録」が決議されると、再推薦が不可になり、世界遺産への登録が断たれるため、推薦を取り下げ、改めて推薦書を提出することにした。
2016年1月14日 
政府は14日、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産への登録に向け正式推薦書提出を決定
政府は14日、関係省庁連絡会議を開催し、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を2017年に登録をめざす世界文化遺産候補としてユネスコに推薦書を提出ことを決定。 2016年2月1日までに正式な推薦書を提出し、今夏の諮問機関による現地調査を経て2017年5月ごろ登録の可否が勧告され、その後2017年7月ごろに開催されるユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。

   
2015年12月15日 
国連食料農業機関は15日、「岐阜の長良川上中流域」など3地域を世界農業遺産に認定、国内からの登録は8地域に
国連食料農業機関(FAO)は15日、「長良川上中流域(岐阜県)」、「みなべ・田辺地域(和歌山県)」、「高千穂郷・椎葉山地域(宮崎県)」世界農業遺産に認定。国内の世界農業遺産は、これまで認定されている「トキと共生する佐渡の里山」、「能登の里山里海」とあわせ8地域となった。
世界農業遺産の正式名称は「世界重要農業資産システム(GIAHS)」、伝統農法や地域で伝承される独特の農業の知恵を世界に残そうとFAOが創設したもの。2015年12月現在、アンデス農業(ペルー)、イフガオの棚田(フィリピン)、マサイ族の放牧(ケニア)、万年の伝統稲作(中国)など15か国の36地域が認定されている。
2015年11月19日 
ユネスコは17日、世界ジオパークをユネスコの正式事業に昇格させることを決定
ユネスコは17日、フランス・パリで開いていた総会で、世界的に貴重な地形や地質が残る「世界ジオパーク(自然公園)」をユネスコの正式事業に昇格させることを決めた。
これまではユネスコの支援団体「世界ジオパークネットワーク」が審査や認定などを行う、ユネスコの支援事業との位置付けだった。正式事業には世界遺産や無形文化遺産などがある。
2015年10月10日 
ユネスコは10日、「 東寺百合文書」「舞鶴への生還」の世界記憶遺産への登録を決定 、国内からの登録は5件に
ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)は10日、 政府が申請していた「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」と京都府舞鶴市が申請していた「舞鶴への生還」の世界記憶遺産への登録を決定。国内からの登録は5件に。
「東寺百合文書」は奈良~江戸時代の古文書群。名前の由来は、江戸前期の加賀藩主・前田綱紀(まえだつなのり)が寄進した百合(100個)の桐箱(きりばこ)にあり、保存に大きく貢献した。「舞鶴への生還」はシベリアに抑留された後、舞鶴港に引き揚げた抑留者らの570点にのぼる記録。抑留生活の様子を約200の和歌にしたため白樺(しらかば)の樹皮につづった「白樺日誌」や、靴の中に隠して持ち帰ったメモ帳などが含まれている。
2015年9月8日 
政府は8日、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を2017年に登録をめざす世界遺産候補に決定
政府は8日、関係省庁連絡会議を開催し、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を2017年に登録をめざす世界文化遺産候補としてユネスコに推薦することを正式に決定した。 月内に暫定推薦書を提出、2016年2月1日までに正式な推薦書を提出し、その後の諮問機関による現地調査、勧告を経て、2017年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。
2015年7月28日 
文化審議会は28日、2017年に登録をめざす世界遺産候補に「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を決定
文化審議会は28日、2017年に登録をめざす世界遺産候補に「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を推薦することを決定。 今後は、政府として正式決定し、2016年2月1日までに推薦書の正式版を提出。その後の諮問機関による現地調査、勧告を経て、2017年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。
2015年7月8日 
新たに24件(文化遺産23件、複合遺産1件)が登録され、世界遺産は1031件に
ドイツのボンで開催されていた第39回世界遺産委員会は、新たに24件(文化遺産23件、複合遺産1件)の登録を決定。ユネスコ世界遺産は1031件(文化遺産802件、自然遺産197件、複合遺産32件)になった。危機遺産は1件が削除され、新たに3件が追加され48件になった。 来年7月10日からトルコのイスタンブールで開催される第40回世界遺産委員会では、日本からの推薦物件である「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、フランス政府の推薦枠で推薦されている「国立西洋美術館」の登録の可否が審議される。
2015年7月5日 
ユネスコ世界遺産委員会は5日、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録を決定 !
ユネスコ第39回世界遺産委員会は5日、日本政府が推薦していた明治日本の産業革命遺産の世界文化遺産への登録を決定。登録名称は「明治日本の産業革命遺産- 製鉄・鉄鉱、造船、石炭産業」、日本で19番目の世界遺産(文化遺産としては15番目)になった。産業遺産としては「石見銀山遺跡とその文化的景観」、「富岡製糸場と絹産業遺産群」につづく3番目の登録。
2015年5月29日 
芳ケ平湿地群、涸沼など4か所がラムサール条約登録湿地に登録され、国内からの登録は50か所に
国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約登録湿地に日本の4か所が新たに登録され、国内からの登録湿地は50か所になった。 新たに登録された湿地は芳ケ平湿地群(群馬県)、涸沼(茨城県)、東よか干潟(佐賀県)、肥前鹿島干潟(佐賀県)。
2015年5月4日 
ユネスコ諮問機関、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録につき「登録」を勧告
政府は4日、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が明治日本の産業革命遺産 の世界遺産登録つき「登録がふさわし」旨を勧告したと発表。 勧告では23資産をすべて構成資産として認めるとし、名称については「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」に変更するよう求めている。登録されると、日本で19番目の世界遺産(文化遺産としては15番目)になる。
6月28日からドイツのボンで開催される第39回世界遺産委員会で、イコモスからの勧告をもとに審議され、登録が正式に決定されるはこびになった。
2015年3月5日 
政府は、「山・鉾・屋台行事」に「大垣祭のやま行事」を追加し無形文化遺産への推薦を決定
政府は5日、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議において、「山・鉾・屋台行事」をユネスコ無形文化遺産登録に向け再提案することを決定。今後、ユネスコに提案書を提出し、2016年11月ごろに開催されるユネスコ政府間委員会において登録の可否が審議されることになった。 「山・鉾・屋台行事」は、地域社会の安泰や災厄防除を願い、地域の人々が一体となり執り行う 「山・鉾・屋台」の巡行を中心とした祭礼行事で、国指定重要無形民俗文化財である「山・鉾・屋台行事」33件で構成されている。
「山・鉾・屋台行事」は、昨年のユネスコ政府間委員会において審査件数を上回る提案件数があったため審査が1年先送りされていた。今回は、昨年提案の32件に「大垣祭のやま行事」を追加し33件の構成となった。現在登録されている日本のユネスコ無形文化遺産は22件。
2015年1月16日 
政府は14日、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界文化遺産への推薦を正式に決定
政府は14日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県、熊本県)」とフランス枠で登録をめざす「国立西洋美術館(東京都)」の世界文化遺産への推薦を正式に決定。2015年2月1日までに推薦書の正式版を提出、その後の現地調査や諮問機関による審議を経て、2016年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されることになった。

   
2014年11月27日
ユネスコは26日、「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」を無形文化遺産への登録を決定
ユネスコは26日(日本時間27日)、パリで開催中の政府間委員会で「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」をユネスコの無形文化遺産代表一覧表に記載することを決定。すでに登録されている島根県の「石州半紙(せきしゅうばんし)」に、岐阜県の「本美濃紙(ほんみのし)」と埼玉県の「細川紙(ほそかわし)」を加え、「和紙 日本の手漉和紙技術」として登録されることになった。国内からのユネスコの無形文化遺産への登録は22件で登録件数は変わらない。
コウゾ(楮)の樹皮だけを原料とする手漉き和紙を作る技術で、丈夫で柔らかい和紙の特質だけでなく、後継者の育成、学校での体験事業、楮の栽培促進など技術を次世代に伝える地域での保存活動が高く評価された。保存団体はいずれも国の重要無形文化財に指定されている。
2014年9月23日
世界ジオパークネットワークは23日、阿蘇(熊本県)を世界ジオパークに認定、国内からの登録は7地域に
カナダのストーンハンマーで開催されていた世界ジオパークネットワークは23日、世界遺産の地質版とされる世界ジオパークに、阿蘇(熊本県)を認定した。洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)、山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)、室戸(高知県)、隠岐諸島(島根県)に続く登録で、国内からの世界ジオパーク登録は7地域となった。世界では32か国、111地域。
阿蘇は熊本県の北東部に位置する高原地帯。数十万年にわたる火山活動で形成された世界最大級の巨大なカルデラ地形で噴煙を上げている中岳をはじめ多様な火山地形が広がっている。2009年に日本ジオパークに認定されていた。
2014年9月17日
政府は17日、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」と「国立西洋美術館」の世界遺産への推薦を決定
政府は17日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県、熊本県)を日本の推薦枠で推薦することを決定。また、「ル・コルビュジエの建築作品(国立西洋美術館を含む)」については、フランスの推薦枠でフランスをはじめ7か国で共同推薦することを決定した。
9月中にユネスコに暫定版推薦書を提出、2015年2月1日までに推薦書の正式版を提出、その後の現地調査や諮問機関による審議を経て、2016年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。
2014年6月21日
ユネスコ世界遺産委員会は21日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産への登録を決定!
ユネスコ第38回世界遺産委員会は21日、日本政府が推薦していた富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)の世界文化遺産への登録を決定。登録名称は「富岡製糸場と絹産業遺産群」、日本で18番目の世界遺産(文化遺産としては14番目)になった。産業の近代化に貢献した近代産業遺産としては我が国で初。
2014年6月12日
只見、南アルプスが生物圏保存地域に登録(国内からの登録は7か所に)
第26回人間と生物圏(MAB)計画国際調整理事会は11日(現地時間)、日本政府が推薦していた只見(福島県)、南アルプス(長野、山梨、静岡県)の生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)への登録を決定。国内からの登録は7か所に。
2014年6月24日
新たに26件(文化遺産21件、自然遺産4件、複合遺産1件)が登録され、世界遺産は1007件に
カタールのドーハで開催されていた第38回世界遺産委員会は、新たに26件(文化遺産21件、自然遺産4件、複合遺産1件)の登録を決定。ユネスコ世界遺産は1007件(文化遺産780件、自然遺産197件、複合遺産30件)になった。危機遺産は1件が削除され、新たに3件が追加され46件になった。
来年、ドイツのボンで開催される第39回世界遺産委員会では、日本からの推薦物件である「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の登録の可否が審議される。
2014年4月26日
ユネスコ諮問機関、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録につき「登録」を勧告
政府は26日、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)の世界遺産登録つき、登録するよう勧告した旨を発表。 登録されると、日本で18番目の世界遺産になる(文化遺産としては14番目、近代産業遺産としては我が国で初)。
6月15日からドーハ(カタール)で開催される第38回世界遺産委員会で、イコモスからの勧告をもとに審議され、登録が正式に決定されるはこびになった。
2014年1月15日
政府は15日、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の世界遺産への推薦を正式に決定
政府は15日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域の推薦書(正式版)を了承、2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出することを決めた。
産業革命遺産の構成資産は福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口、岩手、静岡の8県に点在する23資産(28施設)、幕末から明治にかけ日本の近代化の原動力となった炭鉱跡などに加え、八幡製鉄所(北九州市)や長崎造船所(長崎市)など稼働中の施設も含まれている。
今夏にも予定されるユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査を経て、2015年開催の第39回世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。

   
2013年12月4日
ユネスコは4日、「和食 日本人の伝統的な食文化」を無形文化遺産に登録(国内からの登録は22件)
ユネスコは4日、「和食 日本人の伝統的な食文化」をユネスコの無形文化遺産代表一覧表に記載することを決定。国内からのユネスコの無形文化遺産登録は22件に。
和食は、すしやそばなどの個別の料理ではなく食文化・食習慣として登録された。四季や地理的な多様性のなかで生まれた食材、素材を生かす調理技術、ご飯と汁物が付いた「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」の献立を基本とした食事、自然の美しさを表した盛りつけなどに特徴があり、正月や田植えなどの年中行事と密接に関係する社会的慣習でもある。
食に関係する無形文化遺産は「フランスの美食術」、トルコの「ケシケキ(麦がゆ)の伝統」、「メキシコの伝統料理」、スペインやギリシャなど地中海沿岸4カ国が申請した「地中海料理」の4件がすでに登録されている。
2013年9月24日
日本ジオパーク委員会は24日、三笠、三陸、佐渡、四国西予など7地域を日本ジオパークに認定
日本ジオパーク委員会は24日、三笠、三陸、佐渡、四国西予、おおいた姫島、おおいた豊後大野、桜島・錦江湾の7地域を新たに日本ジオパークに認定。すでに認定されている25地域とあわせ日本ジオパークは32地域に。
また、日本ジオパークに認定されている阿蘇を世界ジオパークネットワークに推薦することを決めた。
日本ジオパークは次の32地域(※印の6地域は世界ジオパークに認定されている)。
1.アポイ岳(北海道)
2.洞爺湖有珠山(北海道)※
3.糸魚川(新潟県)※
4.南アルプス中央構造線(長野県、山梨県、静岡県)
5.恐竜渓谷ふくい勝山(福井県)
6.山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)※
7.隠岐諸島(島根県)※
8.室戸(高知県)※
9.島原半島(長崎県)※
10.阿蘇(熊本県)
11.天草御所浦(熊本県)
12.白滝(北海道)
13.伊豆大島(東京都)
14.霧島(宮崎県、鹿児島県)
15.男鹿半島・大潟(秋田県)
16.磐梯山(福島県)
17.茨城県北(茨城県)
18.下仁田(群馬県)
19.秩父(埼玉県)
20.白山手取川(石川県)
21.八峰白神(秋田県)
22.湯沢(秋田県)
23.銚子(千葉県)
24.箱根(神奈川県)
25.伊豆半島(静岡県)
26.三笠(北海道)
27.三陸(青森県、岩手県、宮城県)
28.佐渡(新潟県)
29.四国西予(愛媛県)
30.おおいた姫島(大分県)
31.おおいた豊後大野(大分県)
32.桜島・錦江湾(鹿児島県
2013年9月20日
政府は20日、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への推薦を決定
政府は20日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、内閣官房の有識者会議で準備を進めてきた「明治日本の産業革命遺産-九州・山口と関連地域」を世界文化遺産に推薦することを正式に決定。9月中にユネスコ世界遺産センターに暫定版推薦書を提出、2014年2月1日までに推薦書の正式版を提出、その後の現地調査や諮問機関による審議を経て、2015年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。
2013年9月9日
世界ジオパークネットワークは9日、隠岐諸島(島根県)を世界ジオパークに認定
韓国・済州島で開催されていた世界ジオパークネットワークは9日、世界遺産の地質版とされる世界ジオパークに、隠岐諸島(島根県)を認定した。洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)、山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)、室戸(高知県)に続く登録で、国内からの世界ジオパーク登録は6地域となった。世界では29か国、100地域。
隠岐諸島は、2億5000万年前は大陸に一部で、ユーラシア大陸から分離後、湖・海底の時代、火山活動期などさまざまな年代の地層や岩石を見ることができる。高さ257mの断崖のある「国賀海岸」や溶岩の鉄分が酸化して赤く見える「赤壁」などの景勝地があり、日本列島の成り立ちがわかると評価された。
2013年6月24日
新たに19件(文化遺産14件、自然遺産5件)が登録され、世界遺産は981件に
カンボジア・プノンペンで開催されていた第37回世界遺産委員会は、登録候補30物件について審議し、19件(文化遺産14件、自然遺産5件)の新たな登録を決定。ユネスコ世界遺産は981件(文化遺産759件、自然遺産193件、複合遺産29件)になった。
危機遺産は1件が削除され、新たに7件(そのうち6件は政情不安が続いているシリアの世界遺産)が追加され44件になった。
来年開催される第38回世界遺産委員会では、日本からの推薦物件である「富岡製糸場と絹産業遺産群」の登録の可否がが審議される。
2013年6月22日
ユネスコ世界遺産委員会は22日、富士山(山梨県、静岡県)の世界文化遺産への登録を決定!
ユネスコ第37回世界遺産委員会は22日、日本政府が推薦している富士山(山梨県、静岡県)の世界文化遺産への登録を決定。日本で17番目の世界遺産(文化遺産としては13番目)になった。 登録名称は「富士山 - 信仰の対象と芸術の源泉」、ユネスコの諮問機関から除外勧告されていた「三保の松原」も登録された。
2013年6月19日
ユネスコは19日、「慶長遣欧使節関係資料」、「御堂関白記」を世界記憶遺産に登録、国内からは3件目
ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)は19日、日本ユネスコ国内委員会が推薦していた「慶長遣欧使節関係資料(けいちょうけんおうしせつかんけいしりょう)」と「御堂関白記(みどうかんぱくき)」につき、「世界記憶遺産」への登録を決定。
「慶長遣欧使節関係資料」は江戸時代初期に仙台藩主・伊達政宗がスペインなどに派遣した使節に関係する資料(スペインとの共同推薦)、「御堂関白記」は平安時代中期の貴族・藤原道長の自筆日記です。
2013年6月4日
政府は4日、「武家の古都・鎌倉」の推薦取り下げを決定
政府は4日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、武家の古都・鎌倉の世界遺産委員会への推薦を取り下げることを決定。
武家の古都・鎌倉は4月30日、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)から「武家による政治と文化の伝統は理解できるが現在残っている資産ではその価値を証明することができない」として「不登録」が勧告されていた。
世界遺産委員会で正式に「不登録」が決まると、再度推薦できなくなることから、取り下げ、再推薦の機会を残すことにしたもの。
2013年5月30日
国連食料農業機関は30日、「静岡の茶草場」など6地域を世界農業遺産に認定、国内からは5地域に
国連食料農業機関(FAO)は30日、「静岡の茶草場(ちゃぐさば)」、「国東半島宇佐の農林漁業循環システム」、「阿蘇の草原と持続的農業」など6地域を世界農業遺産に認定。国内の世界農業遺産は、これまで認定されている「トキと共生する佐渡の里山」、「能登の里山里海」とあわせ5地域となった。
世界農業遺産の正式名称は「世界重要農業資産システム(GIAHS)」、伝統農法や地域で伝承される独特の農業の知恵を世界に残そうとFAOが創設したもの。2013年5月現在、アンデス農業(ペルー)、イフガオの棚田(フィリピン)、マサイ族の放牧(ケニア)、万年の伝統稲作(中国)など25地域が認定されている
2013年4月30日
ユネスコ諮問機関、「富士山」は条件付き登録、「武家の古都・鎌倉」は不登録を勧告
ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)は4月30日、富士山(山梨県、静岡県)の世界遺産登録つき、富士山は日本の象徴としての存在を超え世界的な存在になっているとした上で、「三保の松原を除く」という条件付きで「登録がふさわしい」旨を勧告した。
一方武家の古都・鎌倉(神奈川県)については、武家による政治と文化の伝統は理解できるが現在残っている資産ではその価値を証明することができない、として「不登録」を勧告した。 6月16日からプノンペン(カンボジア)で開催される第37回世界遺産委員会では、こうした勧告をもとに審議され登録の可否が正式に決定される。
「富士山」が登録されると、日本の世界遺産は17件(文化遺産13件、自然遺産4件)になる。「武家の古都・鎌倉」の不登録が正式に決まると、原則として再推薦できないので世界遺産への登録は不可能になる。
2013年1月31日
政府は31日、国内暫定リストに自然遺産「奄美・琉球(鹿児島県、沖縄県)」の追加記載を決定
政府は31日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、ユネスコに提出する国内暫定リストに、自然遺産「奄美・琉球(鹿児島県、沖縄県)」を掲載することを決定。2016年の登録を目指すことになった。
その結果、国内の暫定リストは拡張登録をめざす「平泉の文化財」を含め14件に。「奄美・琉球(鹿児島県、沖縄県)」が登録されれば、日本で5番目の自然遺産になる。
奄美・琉球は、大陸や日本列島と分離や結合を繰り返し、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギ、天然記念物のヤンバルクイナ、大陸では絶滅したリュウキュウヤマガメなど、その地域にしか生息しない固有種が多く見られる。

   
2012年12月6日
ユネスコは6日、那智の田楽(和歌山県)を無形文化遺産に登録(国内からは21件に)
ユネスコは6日、「那智の田楽(なちのでんがく)」(和歌山県)をユネスコ無形文化遺産の代表一覧表に記載することを決定。11月の事前審査で登録見送りが勧告されていたが、無形文化遺産保護条約の政府間委員会で逆転登録が決まったも。国内からのユネスコ無形文化遺産登録は21件になった。
2012年9月24日
日本ジオパーク委員会は24日、八峰白神、湯沢、銚子、箱根、伊豆半島を日本ジオパークに認定
日本ジオパーク委員会は24日、八峰白神(秋田県)、湯沢(秋田県)、銚子(千葉県)、箱根(神奈川県)、伊豆半島(静岡県)の5地域を新たに日本ジオパークに認定、日本ジオパークは25地域になった。
日本ジオパークは次の25地域(※印は世界ジオパークに認定されている)。
1.アポイ岳(北海道)
2.洞爺湖有珠山(北海道)※
3.糸魚川(新潟県)※
4.南アルプス中央構造線(長野県、山梨県、静岡県)
5.恐竜渓谷ふくい勝山(福井県)
6.山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)※
7.隠岐(島根県)
8.室戸(高知県)※
9.島原半島(長崎県)※
10.阿蘇(熊本県)
11.天草御所浦(熊本県)
12.白滝(北海道)
13.伊豆大島(東京都)
14.霧島(宮崎県、鹿児島県)
15.男鹿半島・大潟(秋田県)
16.磐梯山(福島県)
17.茨城県北(茨城県)
18.下仁田(群馬県)
19.秩父(埼玉県)
20.白山手取川(石川県)
21.八峰白神(秋田県)
22.湯沢(秋田県)
23.銚子(千葉県)
24.箱根(神奈川県)
25.伊豆半島(静岡県)
2012年8月23日
政府は23日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)の世界遺産への推薦を決定
政府は23日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)を世界文化遺産に推薦することを正式に決定。9月中にユネスコ世界遺産センターに暫定版推薦書を提出、2013年2月1日までに推薦書の正式版を提出、現地調査や諮問機関による審議を経て、2014年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されるはこびになった。
2012年8月23日
政府は23日、拡張登録めざす「平泉の文化遺産」につき国内暫定リストへの追加記載を決定
政府は23日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、拡張登録をめざす「平泉の文化遺産」につき国内暫定リストに追加記載することを決定、9月30日までにユネスコ世界遺産センターに提出することになった。その結果、国内の暫定リストは13件に。
拡張登録をめざす遺産は、(1)柳之御所遺跡、(2)達谷巌、(3)白鳥舘遺跡、(4)長者ケ原廃寺跡、(5)骨寺村荘園遺跡などが検討されている。
2012年7月12日
文化審議会の特別委員会は12日、富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)の世界遺産への推薦を決定
文化審議会の特別委員会は12日、富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)を世界遺産へ推薦することを決定。今後は政府の関係省庁連絡会議で正式決定し、9月末までにユネスコに暫定推薦書を提出、来年2月1日までに正式推薦書を提出するはこびになった。
富岡製糸場(富岡市)は、日本初の官営製糸工場として明治5年(1872年)開業、その後、民間に払い下げられ昭和62年(1987年)まで稼働していた。
推薦資産は、(1)富岡製糸場、(2)養蚕に使われた「田島弥平旧宅」(伊勢崎市)、(3)夏期に蚕の卵を保存した「荒船風穴(あらふねふうけつ)」(下仁田町)、(4)全国標準となった養蚕法を創設した「高山社(たかやましゃ)発祥の地」(藤岡市)で構成される。
2012年7月3日
新たに26件(文化遺産20件、自然遺産5件、複合遺産1件)が登録され、世界遺産は962件に
ロシア・サンクトペテルブルクで開催されていた第36回世界遺産委員会は、登録候補33物件について審議し、26物件(文化遺産20件、自然遺産5件、複合遺産1件)の新たな登録を決定。ユネスコ世界遺産は962件(文化遺産745件、自然遺産188件、複合遺産29件)に。危機遺産は2件が削除され、新たに5件が追加され38件になった。
昨年10月ユネスコ加盟国になったパレスチナからは、ヨルダン川西岸ベツレヘムにある「イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路」が文化遺産に登録され、同時に危機遺産に認定された。開催国ロシアからは、極東サハ共和国の「レナ石柱自然公園」が自然遺産に登録された。
第37回世界遺産委員会はカンボジアのプノンペンで開催され、日本からの推薦物件である「富士山」「武家の古都鎌倉」の登録の可否がが審議される。
2012年7月3日
大沼、渡良瀬遊水地など9か所がラムサール条約登録湿地に登録され、国内からの登録は46か所に
ラムサール条約事務局は3日、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約登録湿地に日本からの登録申請があった9か所の登録を決定。国内からの登録湿地は46か所、面積は13万7968ヘクタールに。
新規登録は大沼、渡良瀬遊水地、立山弥陀ケ原・大日平、中池見湿地、東海丘陵湧水湿地群、円山川下流域・周辺水田、宮島、荒尾干潟、与那嶺湾。
2012年3月9日
政府は9日、日本の伝統的な食文化である「和食」の無形文化遺産への推薦を決定
政府は9日、日本の伝統的な食文化である「和食」について、ユネスコの「無形文化遺産」への登録を目指し推薦することを決定。ユネスコへの推薦書では、和食について、四季折々の新鮮で多様な食材や自然の美しさを表現した盛り付けなども含め、「自然の尊重という精神を表現する社会的な慣習」と位置づけ「和食・日本人の伝統的な食文化」として登録を目指している。これまでの国内からのユネスコ無形文化遺産登録は20件。
今月末までにユネスコに推薦書を提出、早ければ2013年の11月に登録が決まることになる。

   
2011年11月27日
壬生の花田植(広島県)と佐陀神能(島根県)がユネスコ無形文化遺産に登録(国内からは20件に)
ユネスコ無形文化遺産保護条約の政府間委員会は27日、豊作を祈願する農耕行事「壬生(みぶ)の花田植」(広島県)と、佐太神社で行われている神楽「佐陀神能(さだしんのう)」(島根県)をユネスコ無形文化遺産の代表一覧表に記載することを決定。国内からのユネスコ無形文化遺産登録は20件に。
一方、男鹿のナマハゲ(秋田県)、本美濃紙(岐阜県)、高山祭の屋台行事(岐阜県)、秩父祭の屋台行事と神楽(埼玉県)の代表一覧表への記載は見送られた。
2011年9月22日
政府は22日、富士山(山梨、静岡両県)と武家の古都・鎌倉(神奈川県)の世界遺産への推薦を決定
政府は22日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、「富士山(山梨県、静岡県)」と「武家の古都・鎌倉(神奈川県)」を世界遺産に正式に推薦することを決定。月内にユネスコ世界遺産センターに暫定版推薦書を提出、推薦書の正式版は2012年2月1日までに提出、現地調査や諮問機関による審議を経て、2013年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されることになった。
2011年9月18日
世界ジオパークネットワーク、室戸(高知県)を世界ジオパークに認定(国内で5番目の登録)
ノルウェー・ランゲスンで開催されていた世界ジオパークネットワークは18日、世界遺産の地質版とされる世界ジオパークに、室戸(高知県)を認定した。洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)、山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)に続く登録で、国内からの世界ジオパーク登録は5か所となった。
室戸(http://www.muroto-geo.jp/www/)では、砂岩と泥岩が交互に重なるタービダイト層や、海底にできたさざ波模様が隆起して化石化したカレントリップル、溶岩が固まった巨大な岩などダイナミックな大地の肌を間近で見ることができる。
2011年6月29日
新たに25件(文化遺産21件、自然遺産3件、複合遺産1件)が登録され、世界遺産は936件に
フランス・パリで開催されていた第35回世界遺産委員会は、新登録候補39物件について審議し25物件(文化遺産21件、自然遺産3件、複合遺産1件)の新たな登録を決定。ユネスコ世界遺産は936件(文化遺産725件、自然遺産183件、複合遺産28件)に。初登録された国はバルバドス、アラブ首長国連邦の2カ国。世界遺産保有国は153か国になった。
危機遺産(危機にさらされている遺産)は、マナス野生生物保護区(インド)が危機遺産リストから削除されましたが、リオ・プラタノ生物圏保護区(ホンジュラス)、スマトラの熱帯雨林遺産(インドネシア)の2物件が新たに登録され、35件になった。
なお、2012年の第36回世界遺産委員会はロシアのサンクトペテルブルグで開催される
2011年6月26日
ユネスコ世界遺産委員会は26日、平泉の文化遺産(岩手県)の世界文化遺産への登録を決定 !
ユネスコ第35回世界遺産委員会は26日、日本政府が推薦している「平泉の文化遺産(岩手県)」の世界文化遺産への登録を決定。平泉の文化遺産は日本で16番目の世界遺産(文化遺産としては12番目)に。
名称は「平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」、該当する評価基準は(ii)及び(vi)、登録をめざした資産のうち「柳之御所遺跡」が除外された。
2011年6月24日
ユネスコ世界遺産委員会、小笠原諸島(東京都)の世界自然遺産への登録を決定!
ユネスコ第35回世界遺産委員会は24日、日本政府が推薦している「小笠原諸島(東京都)」の世界自然遺産への登録を決定。小笠原諸島は日本で15番目の世界遺産(自然遺産としては4番目)になった。
該当する評価基準は(ix)で、(viii)及び(x)は認められなかった。
2011年6月19日
ユネスコ第35回世界遺産委員会が開幕(会期は6月19日~29日)
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の第35回世界遺産委員会が、フランスのパリで開幕(会期は6月19日~29日、委員国は議長国のバーレーンをはじめオーストラリア、カンボジア、中国など21カ国)。
日本政府が推薦している小笠原諸島(東京都)ならびに平泉の文化遺産(岩手県)の登録の可否については6月23日以降に審議されることになっている。
2011年6月11日
国連食料農業機関は11日、佐渡市(新潟県)と能登半島(石川県)を世界農業遺産に認定、国内からは初登録
国連食料農業機関(FAO)は11日、佐渡市(新潟県)と能登半島(石川県)を「世界重要農業資産システム(GIAHS)」として認定。佐渡市は国の天然記念物トキとの共生をめざす減農薬農法などの取り組みが評価され、能登半島は棚田のコメ栽培や海女漁を営む山村や漁村を「里山里海」と呼んで守っていることが評価された。
世界重要農業資産システム(GIAHS)は世界農業遺産と呼ばれ、伝統農法や地域で伝承される独特の農業の知恵を世界に残そうとFAOが創設したもの。2011年6月現在、アンデス農業(ペルー)、イフガオの棚田(フィリピン)、マサイ族の放牧(ケニア)、万年の伝統稲作(中国)など19地域が認定された。
2011年5月28日
ル・コルビュジエの建築作品(国立西洋美術館など19作品)に「不登録」の勧告
ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)は28日、ル・コルビュジエの建築作品(国立西洋美術館など世界6カ国にある19作品)の世界遺産への登録の可否につき、登録にふさわしくない旨を勧告。6月19日からパリ(フランス)で開催される第35回世界遺産委員会で「不登録」が決まることが濃厚になった。
2011年5月26日
山本作兵衛が描いた筑豊炭田の記録画など697点が世界記憶遺産に、国内からは初登録
ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)は25日、福岡県飯塚市出身の絵師・山本作兵衛が描いた筑豊炭田の記録画など697点を「世界記憶遺産」に登録すると発表。登録されるのは、福岡県田川市が所有する絵画585点、日記6点、雑記帳や原稿など36点と、山本家が所有し同県立大が保管する絵画4点、日記59点、原稿など7点。世界記憶遺産への登録は日本では初めて。
世界記憶遺産は、世界遺産と異なり、自治体や団体でも登録申請できることから、田川市と県立大は昨年3月末、海外の専門家を通じて、図録などを添えた推薦書をユネスコに提出し、記憶遺産に登録申請していた。
2011年5月11日
日本ユネスコ国内委員会、「御堂関白記」と「慶長遣欧使節関係資料」を世界記憶遺産に推薦
日本ユネスコ国内委員会・記憶遺産選考委員会は11日、平安時代の貴族・藤原道長の日記「御堂関白記(みどうかんぱくき)」と仙台藩主・伊達政宗が1613年にスペインやローマに派遣した使節が持ち帰った「慶長遣欧使節関係資料」を、2013年の登録を目指して推薦。
世界記憶遺産には現在、フランスの「人権宣言」、オランダの「アンネの日記」、ドイツの詩人ゲーテ直筆の作品や日記など世界76カ国から193件が登録されている。
2011年5月7日
ユネスコ諮問機関、小笠原諸島(東京都)と平泉の文化遺産(岩手県)の世界遺産への「登録」を勧告
ユネスコの諮問機関は5月7日、小笠原諸島(東京都)ならびに平泉の文化遺産(岩手県)につき「世界遺産への登録がふさわしい」旨を勧告。6月19日からパリ(フランス)で開催される第35回世界遺産委員会で正式に登録されるはこびになった。
2011年1月28日
文化庁、無形文化遺産候補の審査に優先順位を決定、「木造彫刻修理」を候補に追加
文化庁は28日、ユネスコにおいて審査が先送りされている無形文化遺産11候補の審査にあたっての優先順位を決定、あわせて「木造彫刻修理」を候補に追加した。 審査にあたっての無形文化遺産12候補の優先順位は、これまでの資料で記載していた下記の順位。ユネスコが6月に行う事前審査は2~6件で、残りは来年以降になる。
1.本美濃紙(ほんみのし)(岐阜県)
2.秩父祭(ちちぶまつり)の屋台行事と神楽(埼玉県)
3.高山祭の屋台行事(岐阜県)
4.男鹿のナマハゲ(秋田県)
5.壬生(みぶ)の花田植(はなたうえ)(広島県)
6.佐陀神能(さだしんのう)(島根県)
7.那智(なち)の田楽(でんがく)(和歌山県)
8.綾子踊(あやこおどり)(香川県)
9.諸鈍芝居(しょどんしばや)(鹿児島県)
10.多良間(けらま)の豊年祭(沖縄県)
11.建造物修理・木工(財団法人文化財建造物保存技術協会)
12.木造彫刻修理(財団法人美術院)

   
2010年11月16日
ユネスコ無形文化遺産委員会、組踊(沖縄県)と結城紬(茨城県、栃木県)の記載を決定
ユネスコ無形文化遺産委員会は16日、沖縄県の伝統歌舞伎「組踊(くみおどり)」と茨城県などに伝わる織物「結城紬(ゆうきつむぎ)」を無形文化遺産代表一覧表へ記載することに決定。日本からの無形文化遺産代表一覧表への記載は下記の18件に。
なお、日本から提案している他の「男鹿のナマハゲ」など11件は、ユネスコ事務局の処理能力が追いつかず、審査が先送りされている。
1.能楽
2.人形浄瑠璃文楽
3.歌舞伎
4.雅楽
5.小千谷縮・越後上布(新潟)
6.石州半紙(島根)
7.日立風流物(茨城)
8.京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事(京都)
9.甑(こしき)島のトシドン(鹿児島)
10.奥能登のあえのこと(石川)
11.早池峰(はやちね)神楽(岩手)
12.秋保(あきう)の田植踊(宮城)
13.チャッキラコ(神奈川)
14.大日堂舞楽(秋田)
15.題目立(だいもくたて)(奈良)
16.アイヌ古式舞踊(北海道)
17.組踊(沖縄県)
18.結城紬(ゆうきつむぎ)(茨城県、栃木県)
2010年10月6日
政府、佐渡鉱山の遺産群(新潟県)と百舌鳥・古市古墳群(大阪府)を国内暫定リストに追加を決定
世界遺産条約関係省庁連絡会議は6日、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(新潟県)」と「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)」を国内暫定リストに追加記載することを決定した。
すでに暫定リストに登録されている物件を含め国内暫定リストは次の14件になった。
1.北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道、青森県、岩手県、秋田県)
2.平泉の文化遺産(岩手県)
3.富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)
4.国立西洋美術館本館
5.武家の古都・鎌倉(神奈川県)
6.富士山(静岡県、山梨県)
7.彦根城(滋賀県)
8.飛鳥・藤原の宮都と関連資産群(奈良県)
9.宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)
10.長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県)
11.九州・山口の近代化産業遺産群(山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島県)
12.小笠原諸島(東京都)
13.金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(新潟県)
14.百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)
2010年10月4日
世界ジオパークネットワーク、山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)を世界ジオパークに認定
ギリシャで開催されていた世界ジオパークネットワークは4日、世界遺産の地質版とされる世界ジオパークに、山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)を認定した。洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)に続く4カ所目となった。
山陰海岸は京都府・丹後半島~兵庫県・但馬海岸~鳥取市・白兎海岸に至る東西約110kmの区域。日本列島が大陸の一部だった約1億年前から、約2500万年前に列島が大陸から分かれ、日本海の拡大が終わる約500万年前にかけての地殻や海面の変動を伝える地質や、リアス式海岸や砂丘、火山など多彩な地形が見られる場所。
2010年8月3日
新たに21件(文化遺産15件、自然遺産5件、複合遺産1件)が登録され、世界遺産は911件に
ブラジル・ブラジリアで開催されていた第34回世界遺産委員会は、新登録候補39物件について審議し21物件(文化遺産15件、自然遺産5件、複合遺産1件)の登録を決定。ユネスコ世界遺産は911件(文化遺産704件、自然遺産180件、複合遺産27件)になった。初登録された国はマーシャル諸島共和国、タジキスタン、キリバスの3カ国。
自然遺産として登録されていたンゴロンゴロ保護区(タンザニア)は文化遺産としても登録され複合遺産になった。
危機遺産(危機にさらされている遺産)は、ガラパゴス諸島がリ危機遺産リストから削除されましたが、エバーグレーズ国立公園(アメリカ)、アツィナナナの熱帯雨林(マダガスカル)など4物件が新たに登録され、34件になった。
来年の第35回世界遺産委員会はアラブ諸国のバーレンで開催される。
2010年8月3日
ユネスコ世界遺産委員会、石見銀山遺跡(島根県)の周辺86ヘクタールの登録範囲拡大を決定
ユネスコ世界遺産委員会は2日、石見銀山遺跡(島根県)の周辺の86.77ヘクタールを世界遺産に追加登録することを承認。2007年に登録された際、イコモス(国際記念物遺跡会議)から「文化的景観」の背景となる山林や港について「範囲に加えるべきだ」と指摘を受け、この範囲を重要伝統的建造物群保存地区に選定するなど条件を整備し、今年1月に追加申請していたもの。
追加登録されるのは大森銀山地区周辺の山林、銀積み出し港の一部(温泉津の内港及び船着き場)、銀山街道の一部で、登録資産は442.40ヘクタールから、約1.2倍の529.17ヘクタールに拡大される。
2010年8月1日
ユネスコ世界遺産委員会、ビキニ環礁(マーシャル諸島共和国)の世界遺産への登録を決定
ユネスコ世界遺産委員会は1日、冷戦時代にアメリカが核実験を行ったビキニ環礁(マーシャル諸島共和国)を世界遺産(文化遺産)への登録を決定。
アメリカは1946~1958年の間、当時国連の信託統治領だったビキニ環礁周辺で67回の核実験を実施。1954年3月の水爆実験では、公海上で操業していた遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員らが被爆した。「第五福竜丸」は東京夢の島に保存され一般公開されている。
2010年6月16日
ユネスコ諮問機関、石見銀山遺跡の登録範囲の拡大を承認するよう世界遺産委員会に勧告
イコモス(国際記念物遺跡会議)は、政府が申請していた石見銀山遺跡の登録範囲の拡大(追加登録)を承認するようユネスコ世界遺産委員会に勧告。7月25日からブラジリア(ブラジル)で開催される第34回世界遺産委員会で正式に決定されることになった。
追加申請した部分は、大森の銀山周辺の山林、温泉津港の内港、銀を運び出した石見銀山街道の一部で、登録範囲442.4ヘクタールが、約1.2倍の529.17ヘクタールになる。
2010年6月14日
文化審議会、「佐渡鉱山の遺産群」と「百舌鳥・古市古墳群」の国内暫定リストへの追加を了承
政府の文化審議会・特別委員会は14日、金を中心とする「佐渡鉱山の遺産群(新潟県)」と「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)」の2件を、世界文化遺産の国内暫定リストに記載することを了承。近く開かれる世界遺産条約関係省庁連絡会議で正式決定されることになった。2件の追加記載が決まると、国内暫定リストは14件になる。
「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」については、石見銀山遺跡(島根県)と統合した形で暫定リストに記載するとしていた従来の方針を転換し、金の生産に主眼を置き単独での登録を目指すことにした。
「百舌鳥・古市古墳群」については、宮内庁が管理する陵墓が含まれていることから、世界遺産登録の際の調査方法などが課題となっていたが、現行制度のままでも必要な調査ができ問題ないと結論付けた。
2010年3月2日
日本ユネスコ国内委員会は2日、「世界記憶遺産」への推薦に向け選考準備委員会を設置
日本ユネスコ国内委員会は2日、「世界記憶遺産」への推薦に向け選考準備委員会の設置を決め、2012年3月末の推薦締め切りに向け推薦作業を進めることになった。
「世界記憶遺産」への登録対象は世界にとって重要な文物で、直筆の文書や書籍、音楽、写真、映画などです。登録は1992年にスタート、フランスの人権宣言、ゲーテの日記など76カ国の193件が登録されている
2010年1月18日
政府は18日、小笠原諸島(東京都)と平泉の文化遺産(岩手県)の世界遺産への推薦を決定
政府は18日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、小笠原諸島(東京都)と平泉の文化遺産(岩手県)を世界遺産へ推薦することを正式に決定した。
2010年2月1日までにユネスコ世界遺産センターに推薦書を提出、今年の夏から秋にかけて小笠原諸島については国際自然保護連合(IUCN)、平泉の文化遺産については国際記念物遺跡会議(イコモス)による現地調査が行われ、2011年6月~7月に開催される第35回世界遺産委員会で登録の可否が審議されることになった。
また、国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告に基づき、石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)の登録範囲の拡大についても追加申請することを決定。
追加申請する部分は、大森の銀山周辺の山林、温泉津港の内港、銀を運び出した石見銀山街道の鞆ケ浦道、温泉津・沖泊道で、追加登録されれば登録資産(核心地域)は5.29平方キロメートルになる。

   
2009年10月28日
日本ジオパーク委員会は、恐竜渓谷ふくい勝山、隠岐、阿蘇、天草御所浦を日本ジオパークに認定
日本ジオパーク委員会は28日、恐竜渓谷ふくい勝山(福井県)、隠岐(島根県)、阿蘇(熊本県)、天草御所浦(熊本県)の4地域を新たに日本ジオパークに認定、すでに認定されている7地域とあわせ日本ジオパークは11地域に。
また、日本ジオパークに認定されていた山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)の世界ジオパークへの加盟申請を決定。加盟申請が認められると、国内では洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)につぐ4番目の世界ジオパークになる。
日本ジオパークに認定された地域は次の11地域。
1.アポイ岳(北海道)
2.洞爺湖有珠山(北海道)
3.糸魚川(新潟県)
4.南アルプス中央構造線(長野県、山梨県、静岡県)
5.恐竜渓谷ふくい勝山(福井県)
6.山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)
7.隠岐(島根県)
8.室戸(高知県)
9.島原半島(長崎県)
10.阿蘇(熊本県)
11.天草御所浦(熊本県)
2009年9月30日
ユネスコ無形文化遺産委員会は30日、無形文化遺産候補13件を代表一覧表に記載
ユネスコ無形文化遺産委員会は30日、政府が提案していた無形文化遺産14候補のうち「京都祇園祭の山鉾行事」など13件を代表一覧表に記載することを決定。記載されなかった「木造彫刻修理」については、ユネスコの事前審査で厳しい評価が下されたことから、提案を取り下げていた。
なお、ユネスコが「人類の口承および無形遺産に関する傑作」の宣言をしている「能楽」、「人形浄瑠璃文楽」、「歌舞伎」の3件については審査なしで代表一覧表に統合されている。
今回、ユネスコの無形文化遺産代表一覧表に記載されたのは次の13件。
【重要無形文化財】
1.<芸能>雅楽
2.<染織>小千谷縮・越後上布(新潟)
3.<手漉(てすき)和紙など>石州半紙(島根)
【重要無形民俗文化財】
4.<祭礼>日立風流物(茨城)
5.<祭礼>京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事(京都)
6.<年中行事>甑(こしき)島のトシドン(鹿児島)
7.<生産・生業など>奥能登のあえのこと(石川)
8.<神楽>早池峰(はやちね)神楽(岩手)
9.<田楽>秋保(あきう)の田植踊(宮城)
10.<風流>チャッキラコ(神奈川)
11.<渡来芸など>大日堂舞楽(秋田)
12.<語り物など>題目立(だいもくたて)(奈良)
13.<語り物など>アイヌ古式舞踊(北海道)
2009年9月25日
政府は25日、小笠原諸島(東京都)と平泉の文化遺産(岩手県)の世界遺産への推薦を決定
政府は25日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催、小笠原諸島(東京都)ならびに平泉の文化遺産(岩手県)を世界遺産へ推薦することを決定。「平泉の文化遺産」については、昨年登録が見送られたことから資産候補を6資産に絞り込み、推薦名称を「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び関連の考古学的遺跡群」と変更しての再推薦となった。
2010年2月1日までにユネスコ世界遺産センターに推薦書を提出、2011年6月~7月に開催される第35回世界遺産委員会で登録の可否が審議されることになった。
2009年8月23日
洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)の3地域が世界ジオパークに初認定
中国・泰安市で開催中の世界ジオパークネットワークは23日、世界遺産の地質版とされる世界ジオパークに、洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)の3地域を認定した。
世界ジオパークは、世界的に貴重な断層や火山などを有する世界遺産の地質版とされる自然公園。今回の会議で、日本の3地域と中国の2地域が追加され、世界ジオパークは19カ国63地域になった。
世界ジオパークネットワーク(本部・パリ)は2004年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援を受け設立、自然災害の教訓を教育や観光に生かす活動を重視している。国内では、日本ジオパーク委員会によって、7地域が日本ジオパークとして認定されている。
2009年7月7日
政府は7日、小笠原諸島(東京都)を世界自然遺産への推薦を決定、2011年の登録めざす
政府は7日、小笠原諸島(東京都)を世界自然遺産へ推薦することを決定。2010年1月推薦書提出、2011年の登録をめざすとしている。
小笠原諸島は、東京の南約1000キロに位置する、父島を中心に約30の島からなる諸島で、海底火山が隆起してできた亜熱帯の海洋島。 小笠原諸島には多様な固有動植物が生息し、世界に類を見ない独特の生態系が維持されている。
登録されれば、国内では屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森、秋田県)、知床(北海道)に次ぐ4番目の世界自然遺産になる
2009年7月1日
新たに13件(文化遺産11件、自然遺産2件)が登録され、世界遺産は890件に
スペイン・セビリアで開催されていた第33回世界遺産委員会は、登録推薦があった30件を審議し、新たに13件(文化遺産11件、自然遺産2件)の登録を決定。3件(文化遺産2件、自然遺産1件)については登録範囲の拡大が行われた。初登録された国は、カボベルデ、キルギス、ブルキナファソの3カ国。
危機遺産(危機にさらされている遺産)は、2件がリストから除外されたが、3件が新たにリストに追加され、31件になった。一方、危機遺産に登録されていた「ドレスデンのエルベ渓谷(ドイツ)」は世界遺産から抹消された。
その結果、ユネスコ世界遺産は890件(文化遺産689件、自然遺産176件、複合遺産25件)になった。
次回の第34回世界遺産委員会はブラジル・ブラジリアで開催されることになった
2009年6月27日
国立西洋美術館・本館(東京都)の世界文化遺産への登録は「登録見送り」に
スペイン・セビリアで開催されている第33回世界遺産委員会は27日、「国立西洋美術館・本館(東京都)」の世界文化遺産への登録の可否につき「登録延期」を決定。ただし評価は「情報照会」、追加資料を提出するなどすれば早ければ来年にも登録されることになる。
世界遺産委員会では登録を支持する意見が大勢を占めましたが、普遍的な価値の証明や保存管理状態などの課題が指摘され、追加情報の提出を求める「情報照会」となった。
2009年5月20日
文化庁、無形文化遺産候補として重要無形民族文化財・男鹿のナマハゲ(秋田県)など13候補を提案
文化庁は20日、ユネスコ無形文化遺産候補として、重要無形民族文化財・男鹿のナマハゲ(秋田県)など13候補を決定。来年9月に開かれるユネスコの委員会で認められることになった。
昨年提案した14候補については、今年9月に開かれるユネスコの委員会で認められることになる。
今回、無形文化遺産として提案されるのは次の13候補。
【重要無形文化財】
1.<芸能>組踊(くみおどり)(沖縄)
2.<染織>結城紬(ゆうきつむぎ)(茨城、栃木)
3.<手漉(てすき)和紙など>本美濃紙(ほんみのし)(岐阜)
【重要無形民俗文化財】
4.<祭礼>秩父祭の屋台行事と神楽(埼玉)
5.<祭礼>、高山祭の屋台行事(岐阜)
6.<年中行事>男鹿のナマハゲ(秋田)
7.<生産・生業など>壬生の花田植(広島)
8.<神楽>佐陀神能(さだしんのう)(島根)
9.<田楽>那智の田楽(和歌山)
10.<風流>綾子踊(香川)
11.<舞台芸など>諸鈍芝居(しょどんしばや)(鹿児島)
12.<総合的分野など>多良間の豊年祭(沖縄)
【選定保存技術】
13.建造物修理・木工
2009年5月12日
ユネスコ諮問機関、国立西洋美術館・本館(東京都)の登録の可否につき「登録延期」を勧告
ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)は12日、国立西洋美術館・本館(東京都)の世界遺産への登録の可否につき「普遍的価値の証明が不十分」として「登録延期」を勧告。6月22日からスペインのセビィリアで開催される第33回世界遺産委員会での「登録」は困難な情勢になった。
国立西洋美術館・本館(東京都)は、ル・コルビュジエが設計した東アジアで唯一の建築物。フランス政府が中心となり、6カ国にある22のコルビュジエ作品について各国共同の推薦書を提出し、一括して「ル・コルビュジエの建築と都市計画」として世界遺産への登録を目指していた。
2008年12月15日
政府、世界文化遺産登録に向け国内暫定リストへの追加物件(3件)を正式決定
15日に開催された世界遺産条約関係省庁連絡会議は、文化庁が9月に決定した国内暫定リスト候補(5件)のうち、下記の3件を国内暫定リストへの追加物件として記載することを正式決定。「金と銀の島、佐渡(新潟県)」、「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)」については「課題が整理できていない」として現段階での記載を見送ることにした。
すでに暫定リストに登録されている物件を含め国内暫定リストは次の12件に。
1.北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道、青森県、岩手県、秋田県)
2.平泉の文化遺産(岩手県)
3.富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)
4.国立西洋美術館本館
5.武家の古都・鎌倉(神奈川県)
6.富士山(静岡県、山梨県)
7.彦根城(滋賀県)
8.飛鳥・藤原の宮都と関連資産群(奈良県)
9.宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)
10.長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県)
11.九州・山口の近代化産業遺産群(山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島県)
12.小笠原諸島(東京都)

   
2008年12月9日
日本ジオパーク委員会、アポイ岳・糸魚川・島原半島など7地域を日本ジオパークに認定
日本ジオパーク委員会は8日、アポイ岳(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)、山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)など7地域を国内では初の日本ジオパーク(地質遺産)として認定。洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島は、すでに世界ジオパークの国内候補地となっていたが、他の4地域も世界ジオパークの国内候補地になった。
世界ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を含む一種の自然公園。世界ジオパークは2004年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援で認定を開始、世界18カ国の57地域が認定されている。国内にはまだ認定地域はない。
日本ジオパークとして認定されたのは次の7地域。
1.アポイ岳(北海道)
2.洞爺湖有珠山(北海道)
3.糸魚川(新潟県)
4.南アルプス中央構造線(長野県、山梨県、静岡県)
5.山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)
6.室戸(高知県)
7.島原半島(長崎県)
2008年10月26日
文化庁、世界文化遺産登録に向け国内暫定リストへの追加物件(5件)を決定
文化庁は26日、全国の自治体から提案があった世界文化遺産への登録を目指す候補(32件)の中から、下記の5件を国内暫定リストへの追加物件候補に決定。世界遺産条約関係省庁連絡会議で正式決定した上で、国内暫定リストに記載することになった。
5件が追加記載されると、国内暫定リストは現在記載されている9件を含め14件に。
1.北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道、青森県、岩手県、秋田県)
2.金と銀の島、佐渡(新潟県)
3.百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)
4.宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)
5.九州・山口の近代化産業遺産群(山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島県)

ただし、「金と銀の島、佐渡(新潟県)」については「鉱山遺跡を中心に世界遺産の石見銀山(島根県)と統合した形での登録を目指すべき」とし、「北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道、青森県、岩手県、秋田県)」については「4道県以外の遺産と組み合わせるのが推薦の条件」とした見解が示された。
なお、2006年から始まった自治体からの公募は打ち切られることになった。
2008年8月1日
文化庁、無形文化遺産候補として雅楽など14候補をユネスコに提案
文化庁は、30日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が来年作成する「無形文化遺産一覧表」への記載候補として、雅楽など14件を提案すること決定。来年9月に開かれるユネスコの委員会で、無形文化遺産として認められることになった。
すでにユネスコが「人類の口承および無形遺産に関する傑作」宣言をしている能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎の3件は、一覧表に統合されることが決まっている。
今回、無形文化遺産として提案されるのは次の14件。
【重要無形文化財】
1.<芸能>雅楽
2.<染織>小千谷縮・越後上布(新潟)
3.<手漉(てすき)和紙など>石州半紙(島根)
【重要無形民俗文化財】
4.<祭礼>日立風流物(茨城)
5.<祭礼>京都祇園祭の山鉾行事(京都)
6.<年中行事>甑島のトシドン(鹿児島)
7.<生産・生業など>奥能登のあえのこと(石川)
8.<神楽>早池峰神楽(岩手)
9.<田楽>秋保の田植踊(宮城)
10.<風流>チャッキラコ(神奈川)
11.<渡来芸など>大日堂舞楽(秋田)
12.<語り物など>題目立(奈良)
13.<語り物など>アイヌ古式舞踊(北海道)
【選定保存技術】
14.木造彫刻修理
2008年7月10日
新たに27件(文化遺産19件、自然遺産8件)が新たに登録され、世界遺産は878件に
カナダ・ケベックで開かれていた第32回世界遺産委員会は、登録推薦があった42件を審議し、新たに27件(文化遺産19件、自然遺産8件)の新規登録を決定。また、4件については地域拡大などの修正が行われた。
ユネスコ世界遺産は878件(文化遺産679件、自然遺産174件、複合遺産25件)になった。
2008年7月7日
平泉-浄土思想を基調とする文化的景観の世界遺産への登録ならず「登録延期」
カナダ・ケベックで開催されている第32回世界遺産委員会は、7日、平泉-浄土思想を基調とする文化的景観の世界遺産への登録については「登録延期」を決定。世界遺産委員会では、「平和の希求」といった点で価値を認める意見もあったが、委員会としての合意は得られなかった。国内の推薦物件が世界遺産として認められなかったのは初めて。
文化庁は、今回の決定を分析したうえで改めて推薦書を提出、2011年度の登録を目指すとしている。
2008年5月23日
ユネスコの諮問機関、平泉-浄土思想を基調とする文化的景観につき「登録延期」を勧告
ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)は、5月23日、平泉-浄土思想を基調とする文化的景観の世界遺産への登録の可否につき「普遍的価値の証明が不十分」として「登録延期」を勧告。勧告には「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」の4段階があり、7月2日からカナダで開催される第32回世界遺産委員会での登録は困難な情勢になった。
2008年2月4日
フランス政府、国立西洋美術館・本館(東京都)の推薦書を提出
フランス政府は、国立西洋美術館・本館(東京都)を含む6カ国22件を「ル・コルビュジェの建築と都市計画」を一括して世界文化遺産に登録するよう、ユネスコ世界遺産センターに推薦書を提出。2009年(平成21年)に開催される第33回世界遺産委員会で登録の可否が決定されることになった。
当初の予定は、世界7カ国にある23件を一括して推薦する予定だったが、インドが共同推薦国から外れたことから、推薦対象は6カ国22件になった。
2008年1月7日
政府、国立西洋美術館・本館(東京都)の推薦を正式決定、フランス政府が一括登録へ
政府の世界遺産条約関係省庁連絡会議は7日、国立西洋美術館・本館(東京都)を世界文化遺産に推薦することを正式に決定。フランス政府は、日本、スイスなど7ヵ国にある23件のコルビュジェ建築を世界文化遺産に一括登録するため、今月中に各国の推薦書を取りまとめユネスコに提出。
2009年(平成21年)7月ごろに開かれる第33回世界遺産委員会で登録の可否が審議されることになった。

   
2007年9月29日
全国の自治体から募集してきた世界文化遺産の候補地は12自治体から13件
文化庁は28日、全国の自治体から募集してきた世界文化遺産の候補地として下記の12自治体から13件の立候補があったと発表。昨年は26自治体から24件の応募があり、富士山(静岡、山梨県)など4件が国内暫定リストに追加記載された。
今後は来年1月末をめどに、昨年の20件と今年の13件について、文化審議会世界文化遺産特別委員会で国内暫定リストに記載するかどうかが決められる。
なお、現在すでに国内暫定リストに記載されている物件は古都・鎌倉の文化遺産など9件。
1. 北海道東部の窪みで残る大規模竪穴住居跡群(北海道)
2. 松島―貝塚群に見る縄文の原風景(宮城県)
3. 水戸藩の学問・教育遺産群(茨城県)
4. 足尾銅山(栃木県)
5. 足利学校と足利氏の遺産(茨城県)
6. 埼玉古墳群(埼玉県)
7. 立山・黒部(富山県)
8. 日本製糸業近代化遺産(長野県)
9. 天橋立―日本の文化景観の原点(京都府)
10. 百舌鳥・古市古墳群(大阪府)
11. 近世岡山の文化・土木遺産群(岡山県)
12. 山口に花開いた大内文化の遺産(山口県)
13. 阿蘇―火山との共生とその文化的景観(熊本県)
2007年9月14日
政府、国立西洋美術館・本館(東京都)を国内暫定リストに記載・フランス政府と共同推薦へ
政府は14日、国立西洋美術館・本館(東京都・上野公園)を世界文化遺産候補に決定、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に暫定リストへの記載を申請した。世界の7カ国にある建築家コルビュジェの作品(23件)を「ル・コルビュジエの都市建築作品」として世界文化遺産に推薦するフランス政府と共同して推薦することを決めたもの。複数国との共同推薦は初めて。
国立西洋美術館・本館は地上3階、地下1階、塔屋1階 の鉄筋コンクリート造り。柱だけで構成される1階、らせん状の回廊、陸屋根、展示品の増加に伴い増床できる平面計画など、コルビュジエの「限りなく成長する美術館」構想をよく表している建築物。
1998年(平成10年)には、地域に根ざした優れた公共施設として建設省より「公共建築百選」に選定されています。
2007年9月3日
国立西洋美術館・本館(東京都)が世界文化遺産候補に、フランス政府が推薦を検討
世界の7カ国(フランス、スイス、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、インド、日本)にある建築家コルビュジェの作品(23件)を「ル・コルビュジエの都市建築作品」として世界文化遺産登録への推薦をフランス政府が検討している。来年2月までに7か国連名で国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦するため、日本政府(文化庁)にも共同推薦を依頼する書簡が今年3月に届いていた。
国立西洋美術館・本館は、サンフランシスコ講和条約で仏政府の所有とされた絵画などの返還を受け入れる施設として1959年3月に完成、国内では唯一のコルビュジエ作品。
2007年7月2日
新たに22件(文化遺産16件、自然遺産5件、複合遺産1件)が登録され、世界遺産は851件に
ニュージーランドのクライストチャーチで開かれていた第31回世界遺産委員会において、新たに22件(文化遺産16件、自然遺産5件、複合遺産1件)が登録された。一方、アラビアオリックスの保護区(オマーン)の登録が取り消され、ユネスコ世界遺産は851件(文化遺産660件、自然遺産166件、複合遺産25件)になった。
危機にさらされている世界遺産については、4件がリストから除外されたが、「ガラパゴス諸島(エクアドル)」など3件がリストに追加され、危機遺産は30件になった。
日本政府が推薦していた「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、イコモス(国際記念物遺跡会議)から「登録延期」が勧告されていたが、全会一致で登録されることになった。
第32回世界遺産委員会は、来年7月2日~10日、カナダのケベックで開催され、日本政府が推薦している「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」について登録の可否が審査されることになった。
2007年6月28日
「石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)」の世界文化遺産への登録決定
第31回世界遺産委員会(会期は6月23日~7月2日)は、28日、「石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)」を世界文化遺産に登録することを決定。「石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)」は日本で14番目の世界遺産になった
2007年6月23日
第31回世界遺産委員会が開幕(会期は6月23日~7月2日)
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の第31回世界遺産委員会が、ニュージーランドのクライストチャーチ開幕(会期は6月23日~7月2日、委員国は議長国のニュージーランドをはじめ日本を含む21カ国)。 日本政府が推薦している「石見銀山遺跡とその文化的景観」の登録の可否については6月27日ごろ審議される。
2007年5月12日
ユネスコ諮問機関、石見銀山遺跡についき登録を延期するよう勧告
ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)は、石見銀山遺跡については「普遍的価値の証明が不十分」として、登録を延期するようユネスコに勧告。
評価は「記載」「情報照会」「記載延期」「不記載」の4段階があり、「記載延期」は「より綿密な調査や推薦書の改定が必要なもの」に分類される。
登録の可否は、6月23日開会の世界遺産委員会で決定されるが、世界遺産への登録は難しい状況で、登録が見送られる公算が大になった。
2007年1月29日
政府、国内暫定リストに文化遺産4件、自然遺産1件を追加することを決定
政府は29日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、ユネスコに提出する国内暫定リストに、文化遺産については富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)など4件、自然遺産については小笠原諸島(東京都)1件を追加掲載することを正式決定した。
すでに暫定リストに記載されている物件を含めたは国内暫定リストは次の9件になった。
1. 古都鎌倉の文化財(神奈川県)
2. 彦根城(滋賀県)
3. 平泉の文化遺産(岩手県)
4. 石見銀山遺跡(島根県)
5. 富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)
6. 富士山(静岡県、山梨県)
7. 飛鳥・藤原の宮都と関連資産群(奈良県)
8. 長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県)
9. 小笠原諸島(東京都)
2007年1月23日
文化庁、世界文化遺産登録に向け暫定リストへの追加物件(4件)を決定
文化庁は23日、全国の自治体から募集してきた世界文化遺産の国内候補地(24件)の中から、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する国内暫定リストへの追加物件を次の4件に決定した。
1.富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)
2.富士山(静岡県、山梨県)
3.飛鳥・藤原の宮都と関連資産群(奈良県)
4.長崎の教会群とキリスと教関連遺産(長崎県)

   
2006年12月26日
「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」の推薦書をユネスコに提出
政府は26日、平泉の文化的景観を推薦する推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出しました。推薦名称は「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」。平泉の文化的景観は、中尊寺、毛越寺(もうつうじ)、柳之御所(やなぎのごしょ)遺跡(平泉町)、長者ケ原(ちょうじゃがはら)廃寺跡(奥州市)、骨寺村(ほねでらむら)荘園遺跡(一関市)など9資産、広さは551ヘクタールになる。
登録の可否については、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の審査を経て、2008年7月に開催される第32回世界遺産委員会で審議されることになる。
2006年12月21日
政府、小笠原諸島の世界自然遺産への正式推薦を2010年に延期することを決定
政府は21日、小笠原諸島の世界自然遺産への正式推薦を2008年から2010年に延期することを決定、登録は早くても2011年になる。環境省が、登録に必要な外来種の駆除に最低でも3年かかると判断し、遺産登録への課題と対策を協議する科学委員会に報告した。
2006年12月1日
文化庁、全国の自治体から募集してきた世界文化遺産の国内候補地(24件)を決定
文化庁は1日、全国の自治体から募集してきた世界文化遺産の国内候補地として下記の24件の立候補があったと発表、その中から国内暫定リストに記載する物件を決定することになる。
なお、現在すでに国内暫定リストに記載されている物件は「古都・鎌倉の文化遺産」など4件。
1. 青森県の縄文遺跡群(青森県)
2. ストーンサークル(秋田県)
3. 出羽三山と最上川が織りなす文化的景観(山形県)
4. 富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)
5. 金と銀の島 佐渡(新潟県)
6. 城下町金沢の文化遺産群と文化的景観(石川県)
7. 霊峰白山と山麓の文化的景観(石川県、福井県、岐阜県)
8. 近世高岡の文化遺産群(富山県)
9. 若狭の社寺建造物群と文化的景観(福井県)
10. 善光寺(長野県)
11. 松本城(長野県)
12. 妻籠宿と中山道(長野県)
13. 飛騨高山の町並みと屋台(岐阜県)
14. 富士山(静岡県、山梨県)
15. 飛鳥・藤原(奈良県)
16. 三徳山(鳥取県)
17. 萩城・城下町及び明治維新関連遺跡群(山口県)
18. 錦帯橋と岩国の町割(山口県)
19. 四国八十八箇所霊場と遍路道(徳島県、高知県、愛媛県、香川県
20. 九州・山口の近代化産業遺産群(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、山口県)
21. 沖ノ島と関連遺産群(福岡県)
22. 長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県)
23. 宇佐・国東八幡文化遺産(大分県)
24. 竹富島・波照間島の文化的景観(沖縄県)
2006年11月2日
環境省と林野庁、小笠原諸島を自然遺産候補として推薦を正式決定
環境省と林野庁は、小笠原諸島(東京都)を自然遺産候補として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦することを最終決定しました。2007年1月に暫定リストに掲載、2008年1月に推薦、2009年に世界遺産登録を目指すことになった。
小笠原諸島は、東京の南約1000キロに位置する、父島を中心に約30の島からなる諸島で、海底火山が隆起してできた亜熱帯の海洋島。
2006年9月15日
世界遺産への登録を目指す自治体は積極的に名乗りを
文化庁は、世界遺産への登録を目指す自治体に積極的に名乗りを上げてもらうことを決定。10月から11月末にかけて推薦候補を募集、来年1月の文化審議会特別委員会で候補を選定、その後も数年間にわたり毎年候補を追加することになった。
現在、国内暫定リストは4件、ユネスコへ推薦済みの石見銀山遺跡(島根県)と推薦が決定した平泉の文化遺産(岩手県)を除くと、鎌倉の寺社(神奈川県)と彦根城(滋賀県)の2件だけになる。
2006年9月14日
平泉の文化遺産を「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」として推薦を決定
政府は14日、岩手県平泉町、奥州市、一関市にまたがる平泉の文化遺産を世界文化遺産に推薦することを決定。推薦名称は「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」となった。2007年1月には国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書が提出され、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の審査を経て、2008年7月に開催される第32回世界遺産委員会で登録の可否が審議されることになった。
2006年7月21日
平泉-浄土思想に関連する文化的景観(岩手県)を文化遺産に推薦
文化審議会文化財分科会は21日、平泉地域の文化遺産を「平泉-浄土思想に関連する文化的景観」として世界文化遺産に推薦することを了承した。政府は来年2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出、2008年7月に開催される第32回世界遺産委員会での登録を目指すことになった。
岩手県南部に位置する平泉の文化遺産は、奥州藤原氏4代が平安時代末期約100年にわたり、都の文化の影響を受けながらも独自に発展させた仏教寺院、浄土庭園などの黄金文化遺跡群が守り伝えられている。周辺の自然景観と一体となったその文化的景観は、世界でも類例のない貴重な遺産と評価され、国内暫定リストに記載されていた。
2006年7月17日
新たに18件(文化遺産16件、自然遺産2件)が登録され、世界遺産は830件に
リトアニア共和国の首都ヴィリニュスで開かれていた第30回世界遺産委員会において、文化遺産16件、自然遺産2件が新たに登録され、ユネスコ世界遺産は文化遺産644件、自然遺産162件、複合遺産24件の計830件になった。
新たに登録された文化遺産は中国の「殷墟(いんきょ)」、メキシコの「テキーラ地方の古代生産設備」、ドイツの「レーゲンスブルク旧市街」、オマーンの「アフラジの灌漑設備」など、自然遺産は中国の「パンダ保護区」、コロンビアの「マルペロ島の動植物保護区」。
危機にさらされている世界遺産については、5件がリストから除外されましたが、ドイツの「ドレスデン・エルベ渓谷」など2件が新たにリストに追加され、危機遺産は31件になった。
2006年1月4日
環境省、小笠原諸島を世界自然遺産として推薦することを決定
環境省は、小笠原諸島(東京都小笠原村)を世界遺産(自然遺産)として推薦する方針を決定。小笠原諸島には多様な固有動植物が生息し、世界に類を見ない独特の生態系が維持されていることから、今月から登録手続き作業に着手し、2007年1月に暫定リストを提出、2008年1月に推薦書を提出、2009年の世界遺産委員会での登録を目指すことになった。登録されれば、国内では屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森、秋田県)、知床(北海道)に次ぐ4番目の世界自然遺産になる。

   
2005年11月25日
ユネスコは25日、歌舞伎を世界無形文化遺産の登録リストへの記載を決定
ユネスコは、11月25日、「人類の口承および無形遺産の傑作宣言」の登録リストを発表した。無形文化遺産の指定は今回が3回目、世界で64件が申請されていたが、日本の歌舞伎を含む43件が新たに登録された。これまで登録されていた47件とあわせ90件になった。
日本の無形文化遺産は、2001年に「能楽」、2003年に「人形浄瑠璃文楽」が登録されており、今回で日本の3大古典芸能すべてが登録された。
2003年のユネスコ総会で採択された無形文化遺産保護条約は現在26カ国が批准、30カ国目が批准した3カ月後に発効することになっている。
2005年7月16日
新たに24件(文化遺産17件、自然遺産7件)が登録され、世界遺産は812件に
南アフリカ共和国のダーバンで開かれていた第29回世界遺産委員会において、文化遺産17件、自然遺産7件が新たに登録され、ユネスコ世界遺産は文化遺産628件、自然遺産160件、複合遺産24件の計812件になった。
新たに登録された世界遺産は、マカオ中心部の歴史的街並み、1990年の内戦で破壊された後復元されたボスニアヘルツェゴビナのモスタル橋、ルネサンス、バロック時代からの印刷所跡などを展示したベルギー・アントワープのプランタン・モレトゥス博物館など。
2005年7月15日
文化庁は15日、石見銀山遺跡(島根県)を世界文化遺産に推薦することを決定
文化庁は7月15日、島根県の大田市と仁摩町、温泉津町にまたがる石見銀山遺跡を世界遺産に推薦することを決定。8月には政府として正式に推薦を決め、9月末までにユネスコに推薦書を提出、2007年7月に開催される第31回ユネスコ世界遺産委員会での登録を目指すことになった。
石見銀山遺跡は、中世から近代まで400年の歴史をもつ世界有数の銀鉱山遺跡。全盛期の16世紀半ばから17世紀前半にかけては世界の銀算出量の3分の1を占めた日本銀の相当部分を産出し、東アジアに流通した。石見銀山遺跡が登録されれば、国内はもとよりアジアで初めての産業遺産になる。
2005年7月14日
ユネスコは14日、知床(北海道)の世界自然遺産への登録を決定 !
7月14日、南アフリカ・ダーバンで開かれているユネスコ第29回世界遺産委員会で、知床(北海道)の世界自然遺産への登録が決まった。
国内の自然遺産は、屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森、秋田県)に次いで3件目。海洋を含んだ自然遺産は知床が初めて、登録地の面積は沖合3kmまでの海域を含む7万1000ヘクタール。

   
2004年7月7日
新たに34件(文化遺産29件、自然遺産5件)が登録され、世界遺産は788件に
6月28日~7月7日、中国・蘇州市で開かれていたユネスコ第28回世界遺産委員会で、文化遺産29件、自然遺産5件が新たに登録され、世界遺産は788件になった。そのうち普遍的価値を損なう深刻な状態にある危機遺産は35件ある。
新たに登録された世界遺産は、北朝鮮の「高句麗古墳群」、中国の「高句麗の首都と古墳群」、日本の「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」など。北朝鮮の「高句麗古墳群」は、北朝鮮では初の世界遺産になった。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、日本で12番目の世界遺産、「道」が世界遺産として登録されたのはスペイン~フランスにまたがる巡礼道「サンディアゴ・デ・コンポステラへの道」についで2件目。

   
2003年11月7日
ユネスコは7日、人形浄瑠璃文楽を世界無形遺産に 選定
ユネスコは7日、世界の貴重な無形文化遺産を後世に伝えるため、日本の人形浄瑠璃文楽など28件を「人類の口承及び無形遺産の傑作」と宣言した。 人形浄瑠璃文楽は、人形による繊細な感情表現を高いレベルにまで完成した日本の誇る伝統芸能。三味線音楽の義太夫節に合わせて人形を操る音楽劇で、人形を3人で操ることで微妙な感情を表現することができる。
ユネスコによる無形遺産の選定は2001年に続き2回目、前回は日本の能楽など19件が「人類の口承及び無形遺産の傑作」として宣言されている。
2003年10月16日
環境庁と林野庁は16日、知床(北海道)を世界自然遺産の候補地として推薦を決定
環境庁と林野庁は16日、知床(北海道)を世界自然遺産の候補地として推薦することを決定。知床半島は、流氷が接岸する最南端、オホーツク海と太平洋の接点になる半島という複雑な地理が、独特の気候と生態系を育み、オオワシやシマフクロウなどの絶滅危惧種が生息している。現在、約3万8000ヘクタールが国立公園に指定されている。
来年1月に推薦書を提出、その後、国際自然保護連合などの現地調査やユネスコ世界遺産委員会の審査を経て、早ければ2005年6月、世界自然遺産に登録される
2003年7月5日
新たに24件(文化遺産19件、自然遺産5件)が登録され、世界遺産は754件に
6月30日~7月5日、フランスのパリで開かれていたユネスコ世界遺産委員会第27回総会で、文化遺産19件、自然遺産5件が新たに登録され、世界遺産は754件になった。
新たに登録された世界遺産は、アフガニスタン・バーミヤン渓谷、イラク・アッシュール遺跡、ベトナム・フォンニャーケーバン国立公園、中国(北京)・明の13陵、中国(南京)・明孝陵、中国(雲南省)・三江并流など。
アフガン・バーミヤン渓谷は、タリバン政権によって大仏立像は破壊されたものの、仏教やイスラム教関係の多くの石仏や壁画などが残されている。イラク・アッシュール遺跡は、古代都市遺跡でアッシリア帝国の最初の首都、フセイン政権下で進められた水路建設により水没の危機にさらされている。
アフガン・バーミヤン渓谷とイラク・アッシュール遺跡は、ともに危機にさらされている遺産として、危機遺産リストにも加えられた。
2003年6月26日
知床(北海道)、小笠原諸島(東京都)、琉球諸島(鹿児島県、沖縄県)を自然遺産の候補地に選定
環境庁と林野庁は、6月26日、「ユネスコ世界自然遺産候補地に関する検討会」を開き、全国約19ヵ所から次の3ヵ所をユネスコ世界自然遺産の候補地に選定した。

1.知床(北海道)
2.小笠原諸島(東京都)
3.琉球諸島(鹿児島県、沖縄県)
今後は、登録の条件となる地域の保護管理体制を地元自治体などと整備したうえで、早ければ来年2月までに「暫定リスト」として世界遺産委員会事務局に提出、保全計画が整った順に正式に推薦、早ければ2005年には登録されることになる。
「暫定リスト」というのは世界遺産条約締約国が5年程度の間に推薦を予定する候補地の一覧で、政府の正式な推薦の後、第三者組織と世界遺産委員会の審査を経て登録されることになる。
2003年4月22日
知床(北海道)、小笠原(東京都)など19ヵ所を自然遺産の候補地検討リスト(案)に選定
環境庁は、4月22日、「世界自然遺産候補地に関する検討会」を開き、世界自然遺産の候補地詳細検討リスト(案)をまとめた。世界遺産条約に基づき、日本初の世界自然遺産に屋久島、白神山地が登録されてから10年を迎えたことから、世界遺産委員会に今後5年間に新たに推薦すべき候補地案をまとめたもの。これまでの17ヵ所に加え、海岸地形が検討対象から洩れていたことから陸中海岸、山陰海岸を追加した次の19ヵ所。
1.利尻島、礼文島および北海道北西部のサロベツ原野周辺
2.海岸部から1000mを超える高山帯までの知床半島
3.大雪山
4.阿寒湖・屈斜路・摩周のカルデラ地帯と周辺
5.日高山脈
6.岩手県早池峰山
7.飯豊・朝日連峰
8.奥利根・奥只見・奥日光
9.北アルプス
10.富士山(青木ヶ原樹海や溶岩洞穴郡を含む)
11.南アルプス
12.祖母山・傾山・大崩山、九州中央山地
13.阿蘇山
14.霧島山
15.三宅島など伊豆七島
16.小笠原諸島
17.トカラ・奄美・琉球列島
18.陸中海岸
19.山陰海岸

   
2002年12月7日
文化審議会文化財分科会は7日、紀伊山地の霊場と参詣道を世界遺産への推薦を決定
文化審議会文化財分科会は7日、国内暫定リストに記載されている紀伊山地の霊場と参詣道(和歌山、奈良、三重県)を世界遺産に推薦することを決定。これを受けて文化庁は、環境省と共同で推薦へ向けた手続きを進めることになった。
紀伊山地は「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」の三大霊場を形成、これらの山岳信仰は、熊野参詣道(熊野古道)などの参詣道で結ばれ、長い歴史を誇る社寺と周囲の自然が織り成す「文化的景観」として世界的にも類例を見ない文化遺産となっている。
今後は、来年2月1日までに外務省を通じてユネスコ世界遺産センターへ推薦書を提出。国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の審査を経て、2004年6月頃に開催される第28回世界遺産委員会において、世界遺産一覧表記載の可否が決定される見込になった。

   
2000年11月17日
平泉の文化遺産、紀伊山地の霊場と参詣道、石見銀山遺跡を国内暫定リストに選定
文化財保護審議会は、11月17日、国内暫定リストへの追加物件として、平泉の文化遺産(岩手県)、紀伊山地の霊場と参詣道(奈良県・和歌山県・三重県)、石見銀山遺跡(島根県)の3件を選定した。すでに暫定リストに記載されている2件とあわせ、次の5件が国内暫定リストに記載されることになった。
1.古都鎌倉の寺院・神社ほか(神奈川県)
2.彦根城(滋賀県)
3.平泉の文化遺産(岩手県)
4.紀伊山地の霊場と参詣道(奈良県・和歌山県・三重県
5.石見銀山遺跡(島根県)
 

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