タイアザミ(大薊)
キク科、本州(関東地方、中部地方南部)に分布、多年草。高さは1~2mになる。9~11月ごろ、紅紫色の花をつける。葉の切れ込みが深く、花をつつむ総苞(そうほう)は筒形。葉や総苞片の刺は太くて長い。名前の由来は「大きいアザミという意から」。関東地方に多いことからトネアザミ(利根薊)とも呼ばれている。
タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)
ユリ科、沖縄(西表島)に分布、、多年草。9~10月ごろ、紅紫色の斑点のある花をつける(茎の先端にまとまって咲く)。外花被片の基部に球状のふくらみが2個ある。名前の由来は「台湾原産で花びらの紫の斑点が鳥のホトトギス(不如帰)の胸の模様に似ていることから」。泉の森では
ホトトギス、
ヤマホトトギスなども見ることができる。
ダイコンソウ(大根草)
バラ科、北海道~九州に分布、多年草。6~8月ごろ、黄色の花をつける。名前の由来は「根出葉(根元から出ているように見える葉)が大根の葉に似ていることから」。アブラナ科のダイコン(大根)とは関係ない。
タカサブロウ(高三郎)
キク科、本州~沖縄に分布、湿地に生育、1年草。8~9月ごろ、白色の花をつける(舌状花が白色、筒状花は緑白色)。名前の由来は「目のただれを直す薬草(タタラビソウ)が転じた」「貧しい高三郎という人が茎を使って字を書いた」など。茎を折ると出てくる黒い汁で字を書けるのでボクトソウ(墨斗草)とも呼ばれている。
タガラシ(田辛し|田枯らし)
キンポウゲ科、全国に分布、水田や溝などに生育、1年草。4~5月ごろ、黄色い花をつける。花のあと花床は大きくなり楕円形の集合果になる。名前の由来は「辛味があることから田辛し(毒性があるので要注意)」、「田を枯らすように繁殖することから田枯らし」など。
タコノアシ(蛸の足)
タコノアシ科、本州~九州に分布、湿地に生育、多年草。8~9月ごろ、黄緑色の花をつける(花弁はない)。秋になると実が熟し
紅葉する(ゆで蛸のようになる)。名前の由来は「花の形が吸盤のついたタコ(蛸)の足のように見えることから」。環境省の準絶滅危惧種に登録されている。
タシロラン|田代欄)
ラン科、本州(関東地方南部)~沖縄に分布、葉緑素を持たない腐生植物。6~7月ごろ、黄色を帯びた白色の花をつける。常緑樹の林床に生育、菌類から栄養素を得て生育している。名前の由来は「発見者の田代善太郎氏の名前から」。
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)
オオバコ科、ユーラシア、アフリカ原産、2年草。4~6月ごろ、青色の小さな花をつける(花は昼前後の数時間しか開かない)。名前の由来は「イヌノフグリの仲間で茎が立ち上がることから」。
タチツボスミレ(立坪菫)
スミレ科、全国に分布、野原~山林に生育、多年草。3~6月ごろ、淡紫色の花をつける。日本を代表するスミレ、葉の形はハート状で丸く、茎は立ち上がりその先端にうつむき加減に花を咲かせる。名前の由来は「庭先(坪は庭の意)などに生え、花後に茎が立ち上がることから」。泉の森では
ツボスミレ、
マルバスミレ、
アリアケスミレなども見ることができる。
タネツケバナ(種漬花)
アブラナ科、全国に分布、2年草。4~6月ごろ、白い花をつける(枯れ枝の様に見えるのは、はじけて種を撒き散らす実)。名前の由来は「稲作の種もみを水に漬け、苗代の準備をする頃に花が咲くことから」。
タマアジサイ(玉紫陽花)
アジサイ科、本州(北部以南~中部地方)に分布、落葉低木。7~9月ごろ、玉のような蕾が裂け淡紫色の花をつける(まわりには白色の花は装飾花)。名前の由来は「蕾が苞に包まれ玉状になっていることから」。
タマズサ(玉文)
カラスウリの別名→くわしくは
カラスウリ参照
タワラムギ(俵麦)
コバンソウの別名→くわしくは
コバンソウ参照
ダンダンギキョウ(段々桔梗)
キキョウソウ(桔梗草)の別名→くわしくは
キキョウソウ参照
タンポポ(蒲公英)
キク科タンポポ属の総称、多年草。関東地方に分布するカントウタンポポなどの在来種は萼片が反り返っていない。路地などに生える外来種のセイヨウタンポポは萼片が反り返っている。名前の由来は「漢名(蒲公英)をそのまま和名にしたことから」。
タンポポの種子は綿毛のごとく風で運ばれる。
タンポポモドキ
ブタナの別名→くわしくは
ブタナ参照