サイハイラン(采配蘭)
ラン科、全国に分布、多年草。5~6月ごろ、淡紫褐色の花を下向きにつける。名前の由来は「花の様子が戦場で指揮官が兵を指揮する采配(軍配のような指揮具)に似ていることから」。
サオトメバナ(早乙女花)
ヘクソカズラ(屁糞葛)の別名
早乙女が用いるかんざしに見立ててサオトメバナ→くわしくは
ヘクソカズラ参照
サギノシリサシ
サンカクイ(三角藺)の別名→くわしくは
サンカクイ参照
サジガンクビソウ(匙雁首草)
キク科、本州~沖縄に分布、多年草。8~10月ごろ、緑白色の花を1個1個下向きにつける(花の形は半球形)。総苞はそりかえる。名前の由来は「花が煙筒(きせる)の雁首(がんくび)を連想させ、葉が匙(さじ)に似ていることから」。泉の森ではガンクビソウ、ヤブタバコ、コヤブタバコなども見ることができる。
サネカズラ(真葛|実葛)
マツブサ科、本州関東以西から沖縄に分布、常緑つる性大木。8月ごろ、黄白色の小さな花(直径1.5cmほど)を下向きにつける。花被片は9~15個。雌雄異株(まれに雌雄同株もある)。雄花は雄しべが中央部に球状に集まって赤く見える(赤いのは葯隔、黄色の点々は葯)。雌花も雌しべが球状に集まるが緑色なので目立たない。10月ごろになると
液果が球状に集まった実(直径2〜3cm)が熟す。名前の由来は「実(サネ)が美しいカズラだから」など。つるからとった液を整髪に使ったことからビナンカズラ(美男葛)とも呼ばれている。
サンカクイ(三角藺)
カヤツリグサ科、全国に分布、水辺や湿地に生育、多年草。7~10月ごろ、茶褐色の花をつける(茎の先端に苞が直立し、そのわきから枝をだし小穂をつける)。名前の由来は「茎の断面が三角形をしていて畳表の原料になるイグサ(藺草)に似ていることから」。直立した苞の先が尖っているのでサギノシリサシとも呼ばれている。
サンガイグサ(三階草)
ホトケノザ(仏の座)の別名
葉が段々になっているのでサンガイグサ→くわしくは
ホトケノザ参照
サンシュユ(山茱萸)
ミズキ科、中国~朝鮮半島原産、落葉小高木。3~4月ごろ、黄色の花をつける。名前の由来は「中国名「山茱萸」の音読みから(茱萸はグミのことでグミのような赤い実をつける)」。春先に黄色の花をつけるのでハルコガネバナ(春黄金花)、秋に実が赤く熟すのでアキサンゴ(秋珊瑚)とも呼ばれている。
サンショウ(山椒)
ミカン科、北海道~九州に分布、落葉低木。春先、黄色の花をつける。若葉は懐石料理などの彩りとして添えられたり吸物に浮かべられたり、未熟な実は茹でて佃煮に、熟した実は香辛料として利用されている。葉はミカン科なのでアゲハの幼虫の食草になる。名前の由来は「山の薫り高い実であることから(椒には芳しいの意がある)」。
サンジソウ(三時草)
ハゼラン(爆蘭)の別名→くわしくは
ハゼラン参照
サンダイガサ(参内傘)
ツルボ(蔓穂)の別名
公家が宮中に参内する時に従者がさしかけた傘に似ているのでサンダイガサ→くわしくは
ツルボ参照