ミソサザイ(10.5cm)
褐色の体、細かい斑点や黄斑がある。尾羽はピンと立っている。秋~冬になると山地から移動してくるが、飛来数は少ない。
マヒワ(12.5cm)*
黄色の体、メスは黄色味がうすい。オスの頭の上は黒色。ハンノキ類の実を好み、群れで飛びまわる。毎年渡来するとは限らない。
ジョウビタキ・オス(14cm) *
橙色の腹、ほほからのどにかけては黒色、頭の上は灰白色。メスはほぼ全身が灰褐色。オスメスともに翼に白斑がある。毎年渡来し、人気者になっている。
ジョウビタキ・メス(14cm) *
ほぼ全身が灰褐色で地味だが愛くるしい。オスと同じように翼にはは白斑がある。オスとは別に縄張りをはって冬をすごす。
ルリビタキ・オス(14cm)
本州中部以北で繁殖し、冬になると低地に移動する。オスは頭から背にかけてのルリ青色が美しい。毎年飛来するとは限らない。
ルリビタキ・メス(14cm)
メスはほぼ全身が橙黄色で地味、脇が黄色で尾羽は青みがかっている。毎年飛来するとは限らない。
カシラダカ(15cm)*
白色の腹、頭の上とほほが褐色。メスは腹に褐色の縦斑がある。オスメスとも頭に短い冠羽がある。毎年渡来するとは限らない。
ウソ(15.5cm)
灰色の体、頭は黒色。オスはほほからのどにかけて紅白色。小群で移動し、昆虫や木の実を食べる。フィーフィーと口笛のような声で鳴く。秋~冬になると山地から移動してくるが、飛来数は少ない。
アトリ・オス(16cm)*
オスメスともに胸が橙色、腹は白色、背には複雑な模様がある。群れで行動し、草の種子や木の実を食べる。冬鳥として渡来するが、毎年渡来するとは限らない。オスは春になると頭が黒くなる(夏羽)。
アトリ・メス(16cm)*
アトリのメス、全体的に色は薄い。この日はカワラヒワと群れで行動し、樹上で木の実をついばみ、様子を見ては地上に降りて草の種子を食べていた。「花鶏」と書いて「アトリ」と読む。
アオジ (16cm)
緑灰色の頭、腹は黄緑色、胸から脇にかけて灰黒色の縦斑がある。オスは目先からクチバシまで暗緑色、メスは灰緑色。秋~冬になると山地から移動してくる。
ヒレンジャク(17.5cm)*
ブドウ色の太い体、冠羽は長い、過眼線(かがんせん=目を横断する線)は黒色で冠羽の下までのびる。尾羽の先端は赤色。ヤドリギやヤブランなどの木の実を食べる。冬鳥として渡来するが、毎年渡来するとは限らない。
シメ(18cm)*
太いくちばし、背は暗褐色、翼は青黒色、腹は淡褐色。メスは全体的に色が薄い。尾羽が短くずんぐりとしている。冬鳥として毎年渡来する。
モズ(20cm)
茶色の体、頭は大きく橙褐色、過眼線(かがんせん=目の部分を横断する線)は黒色。メスは腹部にうろこ模様がある。捕えたバッタやカエルなどを小枝や棘にさす「はやにえ」をする。
マミチャジナイ(21.5cm)
アカハラに似ているが、やや小さい。眉斑(びばん=眉(まゆ)のように見える羽毛の部分)や、くちばしの基部が白色なのでアカハラと区別できる。日本には旅鳥として春や秋に渡来する。漢字では「眉茶𪃹」と書き、眉の白い茶色っぽいツグミ類という意味がある。
イカル(23cm)
灰色の体、くちばしは太くて黄色、頭は光沢のある黒色。法隆寺のある奈良県の斑鳩(いかるが)は、この鳥にちなんだ地名。秋~冬になると北方から移動してくる。
アカゲラ(23.5cm)
逆八の字形の白い模様がある背、頭の上部は黒色。オスは頭の後ろに赤色部がある。固い尾羽で体を支えて木を登る。飛来はめずらしい。
アカハラ(23.5cm)
褐色の背と翼、脇は橙赤色、腹の中央部は白色。オスの頭部は黒味が強い。冬になると北部の山地から移動してくる。
シロハラ(24cm)*
灰褐色~茶褐色の体、脇はオリーブ色。地上で落ち葉をひっくり返して昆虫などを捕える様子がよく見られる。冬鳥として渡来する。
ツグミ(24cm)*
灰褐色の背、胸から脇にかけての黒斑がある。渡来した直後は木の上にいるが、その後は地上に降り、数歩はね歩いては立ちどまるという動作を繰り返す。冬鳥として毎年渡来する。
トラツグミ(29.5cm)
黄褐色の体に、黒色の横斑や三日月状斑がある。翼下面の黒と白の帯が特徴。ツグミ類では最も大きい。地上でミミズなどを捕えて食べる。冬になると北方から移動してくる。
カケス(33cm)
ぶどう色がかった褐色の体、頭に白地に黒い縦斑(じゅうはん)がある。ぎょろっとした目が目立つ。繁った林内に住み、昆虫のほかドングリを好む。ジューイ、ジューイと鳴く。秋~冬になると北方から移動してくる。