クマゲラ(45.5cm)
日本のキツツキの仲間では最も大きい。頭のてっぺんが赤いのでオス。一心不乱に木の幹をつつき虫を探していた。東北地方北部と北海道にしか生息していないので、めったに出会うことができない。(知床)
オオセグロカモメ(61cm)
黄色いクチバシと下クチバシの先にある赤斑が特徴。本州北部と北海道で繁殖し、知床では半島の断崖にコロニー(集団繁殖地)を作って繁殖する。(知床)
オジロワシ(メス80cm、オス95cm)
少数は北海道で繁殖しているが、多くは冬になると北方のカムチャッカ半島から渡ってくる。オオワシよりはやや小型。尾羽が白いのが特徴で、飛翔中に目立つ。(知床)
オオワシ(オス88cm、メス102cm)
翼を広げると2mを超す大きなワシ、冬になると北方のカムチャッカ半島などから渡ってくる。 鋭い目つき、黄色の大きなくちばしが特徴。国の天然記念物に指定されている。(知床)
メグロ(13.5cm)
母島の固有種で、母島とその属島(向島、姉島)にしか生息していない。目の周りに三角形状の黒い文様があり、左右の文様はサングラスのようにつながっていて愛嬌がある。国の特別天然記念物に指定されている。(小笠原諸島)
ハシナガウグイス(16.5cm)
山や林の中に多く生息していて、山道や遊歩道を歩いていると、近くの木に飛んできて姿を見せてくれる。ウグイスより小型、クチバシは細く長い。<ホーホケキョ!>とうまくさえずれず<ホーホケ!>などとさえずっている。(小笠原諸島)
アカガシラカラスバト(40cm)
ハトの仲間で頭が紫色がかった赤褐色、小笠原諸島にのみ生息する固有種。絶滅が危惧されている希少種、父島には繁殖のためサンクチュアリが設けられている。国の特別天然記念物に指定されている。(小笠原諸島)
カツオドリ(73cm)
小笠原諸島でよく見かける大型の海鳥、魚群をみつけると上空から海面に急降下しトビウオやイカなどを捉える。父島列島の南島や、母島列島の南崎と鰹鳥島などが集団繁殖地になっている。(小笠原諸島)
オーストンオオアカゲラ(28㎝)
翼の白い斑点が特徴、オスの頭は赤色。キツツキの仲間では中型。奄美大島にのみ生息する絶滅危惧種、国の天然記念物に指定されている。(奄美大島)
カンムリワシ(55cm)
八重山諸島に生息し、西表島ではイリオモテヤマネコとともに生態系の頂点に君臨している。国の天然記念物に指定されている。(西表島)