メジロ (11.5cm)
鮮やかな黄緑色の体、白色のアイリング。ツバキ、ウメ、サクラなどの花の蜜を好む。庭先にミカンを置いておくと、すぐにやてくる。
エナガ(13.5cm)
小さな体、短いくちばし、尾羽は長い。ワインレッドが目立つ。群れで林内を移動しているが、動きがすばやく、姿をとらえるのがむずかしい。
ヤマガラ(14cm)
青灰色の翼、茶褐色の背と腹、頭は黒色。ハクウンボクなどエゴノキの実を食べに集まってくる。人なつっこく手のひらにのることもある。
スズメ(14.5cm)
茶色の背と翼、頭は褐色、のどのところが黒色。人家の周辺で暮らしていて、林や森では見ることはない。体長は14.5cmで、鳥の大きさを比較する基準種の一つ。
シジュウカラ(14.5cm)
黒色の頭、頬は白色、喉から胸にかけてネクタイ状の黒色の縦線がのびる。ネクタイが細いのはメス。ごく普通に見られ、ブロック塀などの人工物に巣をつくることがある。
カワラヒワ(14.5cm)
オリーブ色がかった褐色の体、脇は黄色。オスメス同色だが、オスの頭は黄緑色が強い。群れで河原や農耕地などで草の種子を食べる。ヒマワリやアキニレの種子も好む。
コゲラ(15cm)
黒褐色の背、背と翼に白い横斑がある。オスは頭の後ろ側に赤色の小班が見られる。木の幹をたたくドラミングは軽快で短い。尾羽で体を支える。スズメほどの大きさで、日本のキツツキ類では最小。
ウグイス (15.5cm)
茶褐色の体、尾羽はやや長めだが目立たない。春になるとホーホケキョとさえずり、身近に感じられるが、いつもはヤブの中にいてほとんど姿を見せない。ヤブの中では「チャチャ」と鳴く(地鳴き)。
ウグイス (さえずり)
ホーホケキョとさえずり中のウグイス、「ホーは吸う息、ホケキョは吐く息」胸をいっぱいふくらませてさえずる。さえずるのはオス、縄張りや求愛のためさえずる。ケキョケキョケキョという鳴き声は谷渡り、威嚇をする鳴き声。
カワセミ・オス(17cm)
コバルト色の翼、背中は金属光沢のある緑色、腹は橙色、くちばしは黒くて長い。小魚をねらって水辺の枝にとまっていることが多く、泉の森では人気もの。
カワセミ・メス(17cm)
メスは下くちばしが赤色。背中の金属光沢のある鮮やかな緑色は、オスメス共に色素による色ではなく、羽の特殊な構造に光が反射して色を作り出す構造色、光の角度によって色が変化する。
ハクセキレイ(21cm)
尾羽が長く、額と顔が白色、過眼線(かがんせん=目の部分を横断する線)は黒色。冬は背中が灰色になる。尾を上下にふる。かつては北日本で繁殖し越冬のため南に移動してきたが、現在では関東地方でも繁殖している。
キセキレイ(20cm)
尾羽が長く、腹は黄色、足は茶褐色。尾を上下にふる。水辺を歩き回ってクモや昆虫などを捕えて食べる。夏の間はあまり姿を見せない。
セグロセキレイ(21cm)
尾羽が長く、顔と背中は黒色。オスメス同色。尾を上下にふる。川の中流以上で多く見られる。夏の間はあまり姿を見せない。日本でしか見られない日本の固有種12種のうちの1種。
ムクドリ(24cm)
灰黒色の体、くちばしと足が黄色、顔に白い羽がある。地上で昆虫を捕えたり、木の実を食べる。秋から冬にかけて集団でねぐらをつくり大群になることがある。
ヒヨドリ(27.5cm)
灰褐色の体、耳のところに褐色の羽がある。昆虫、木の実、花の蜜など様々なものを食べる。ごく普通に見られ、年の瀬になると赤く熟したイイギリの実を食べに集まってくる。
アオゲラ(29cm)
黄緑色の背と翼、腹には黒い横斑がある、オスは頭の上が赤い。とがったクチバシで木の幹をつつき虫を食べる。ピヨーピヨーと大きな声で鳴く。ドラミングは低く大きい。
ドバト(33cm)
灰青色の体、首に金属光沢がある。人に飼われていたハト(原種はカワラバト)が野生化したもので厳密には野鳥ではない。神社や公園などでよく見られる。
キジバト(33cm)
茶褐色の体、首の側面にうろこ状の模様がある。体の色がキジのメスに似ているのでキジバト。かつては山地に住んでいたのでヤマバトとも呼ばれている。デデッポポーと鳴く。
オナガ(37cm)
頭が黒色、尾羽は長く青色。グェーイ、グェーイとにごった声で鳴く。群れで行動し警戒心が強い。大和市の鳥、市街地で見ることが多い。
オオタカ(オス50cm、メス56.5cm)
虹彩、脚がともに黄色、下面に白地に黒い横斑があるのが特徴。本州と北海道の低山に留鳥として生息し、冬には農耕地や市街地にも現れる。泉の森で繁殖している。
ハシボソガラス(56cm)
黒色の体、くちばしは細い。ガーガーとにごった声で鳴く。もともとは郊外の雑木林や農耕地に住んでいた。道路にクルミを置いて車に割らせるなど知能がある。
ハシブトガラス(56.5cm)
黒色の体、おでこが膨らんでいて、くちばしは太い。カーカーと澄んだ声で鳴く。都会に進出しゴミをあさって嫌われているが、もともとは森に住んでいた。