日本のお城は、かつては4~5万ほどありましたが、現在は一般的に見学できるのは200城ほどです。そのうち江戸時代以前からの天守が現存しているのは12城です。
今日見られる天守の最初のものは、織田信長が建造した安土城の天守といわれています。その近世城郭は、江戸時代初期にいたる半世紀ほどの間に、大小あわせて400ほどが造られました。しかし、江戸時代の「一国一城令」、明治時代の「廃城令」により、多くのお城が失われました。さらに戦時中は、アメリカ軍の空襲などでも失なわれてしまいました。そこで、天守が現存している12城をはじめ日本のお城の姿をとどめておきたく、写真集にまとめています。
なお、天守は天守閣とも呼ばれていますが、江戸時代後期になってから生まれた俗称ですので、ここでは天守という表記でまとめました。
天守の分類については
城攻団ブログを参考にさせて頂きました。